スプレッドシートのCELL関数とは
CELL関数は、指定されたセルについて要求された特定の情報を取得するためのスプレッドシート関数です。この関数の基本構文はCELL(情報の種類, 参照)で構成されており、第一引数で取得したい情報の種類を指定し、第二引数で対象となるセル参照を指定します。
CELL関数を使用することで、セルのアドレス、列番号、行番号、データの種類、内容、幅、色の書式情報などの詳細なセル情報を動的に取得できます。この関数は情報系関数に分類され、スプレッドシート内のセルのメタデータを分析する際に特に有効な機能として活用されています。
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CELL関数で取得できる基本的な情報タイプ
CELL関数の第一引数である情報タイプには「address」「col」「row」「contents」「type」「width」「color」「prefix」の8種類が使用できます。各情報タイプは文字列で指定する必要があり、取得できる情報の内容が明確に定義されている点が特徴的です。
=CELL("address", A1)
=CELL("col", B5)
=CELL("row", C10)
「address」は参照セルの絶対参照をテキストとして返し、「col」は列番号、「row」は行番号を数値で返します。これらの基本情報タイプを組み合わせることで、セルの位置に関する包括的な情報を効率的に取得することが可能になります。
データタイプと内容を判定する情報タイプ
「type」情報タイプは、指定されたセル内のデータの種類を判定し、空白セルの場合は「b」、テキストラベルの場合は「l」、その他のデータ種類の場合は「v」を返します。この機能により、セル内のデータが数値、文字列、空白のいずれであるかを動的に判別することが実現されます。
=CELL("type", D1)
=CELL("contents", D1)
=CELL("width", D1)
「contents」はセルに含まれる実際の値を返し、「width」は列幅を文字数で表現した数値を返します。列幅の計算は既定のフォントサイズの数字0の幅を基準として行われ、ピクセル単位ではなく文字数での表現となる仕様になっています。
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