スプレッドシートのRANDBETWEEN関数とは
RANDBETWEEN関数は、Googleスプレッドシートで指定された範囲内の整数をランダムに生成するための数学関数です。この関数は、下限値以上、上限値以下の一様分布に従った整数の乱数を返します。
基本構文はRANDBETWEEN(下限, 上限)の形式で記述され、2つのパラメータを必要とします。データ分析、抽選システム、テスト用サンプルデータの生成など、様々な場面で活用されています。
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基本的な構文と引数の設定方法
RANDBETWEEN関数の第一引数には生成したい乱数の最小値を指定し、第二引数には最大値を設定します。引数には固定値だけでなく、セル参照も使用できるため柔軟な運用が可能です。
RANDBETWEEN(1,10)
RANDBETWEEN(A2,A3)
RANDBETWEEN(-5,5)
小数点を含む値を引数として使用した場合、下限値は次に大きい整数に、上限値は次に小さい整数に自動的に調整されます。例えば、RANDBETWEEN(2.3, 8.7)を実行すると、実際には3以上8以下の整数が生成される仕組みです。
関数の実行結果は、シート内で再計算が発生するたびに新しい値に更新されます。この特性により、動的なデータ生成やシミュレーション処理において重要な役割を果たしています。
実際の使用例と応用パターン
最も一般的な使用例として、サイコロの目をシミュレートする1から6までの整数生成があります。また、テスト用の年齢データとして20から65までの値を生成したり、商品IDとして1000から9999までの値を作成する用途があります。
=RANDBETWEEN(1,6)
=RANDBETWEEN(20,65)
=RANDBETWEEN(1000,9999)
複数セルに異なる乱数を生成する場合は、範囲選択して一括入力することで効率的に作業できます。配列数式と組み合わせることで、より高度なランダムデータ生成システムを構築することも可能です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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