スプレッドシートのTYPE関数とは
TYPE関数は、関数に渡されるデータの種類に関連付けられている番号を返す情報関数です。スプレッドシートで扱うセルやデータのタイプを判別したい時に使用する関数で、データ型を数値コードで表現してくれます。
この関数では、数値=1、テキスト=2、論理値=4、エラー値=16、配列=64の5つのカテゴリでデータ型を判別します。データ分析やデータ検証の際に、対象データがどのような形式で格納されているかを確認するために活用できます。
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TYPE関数の基本構文と引数の指定方法
TYPE関数の基本構文は「TYPE(値)」となり、引数にはデータ型を調べる対象のデータを指定します。引数には直接的な値の他に、セル参照やセル範囲も指定することが可能です。
=TYPE(A1)
=TYPE("テキスト")
=TYPE(123)
=TYPE(TRUE)
セル参照を使用する場合はそのセルに入力されているデータ型が判別され、直接値を入力した場合はその値のデータ型が判別されます。複数セルの範囲を指定した場合は配列として認識され、戻り値として64が返される仕組みです。
データ型別の戻り値コードと実例
データタイプが数値の場合は戻り値1、テキストの場合は戻り値2、論理値の場合は戻り値4が返されます。エラー値が含まれている場合は16、配列データの場合は64というコードが戻り値として表示されます。
=TYPE(100) 結果: 1
=TYPE("文字列") 結果: 2
=TYPE(TRUE) 結果: 4
=TYPE(#N/A) 結果: 16
=TYPE(A1:B1) 結果: 64
空白セルを引数として指定した場合は数値と同じ扱いとなり、戻り値として1が返される点に注意が必要です。この特性を理解しておくことで、データの前処理や検証作業において正確な判定を行えるようになります。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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