スプレッドシートのSIGN関数とは
SIGN関数は、入力された数値の符号を判定し、結果を数値として返すGoogleスプレッドシートの数学関数です。この関数は数値が正の場合は1、負の場合は-1、ゼロの場合は0を返すという明確な動作規則を持っています。
SIGN関数の構文はSIGN(値)
という形式で記述し、値の部分には直接数値を入力するか、セル参照を指定できます。この関数は英名では「Sign function」と呼ばれており、数学的な符号関数の役割を果たしています。
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正負判定による条件分岐処理
SIGN関数を使用することで数値の符号に基づく条件分岐処理を効率的に実行でき、IF関数と組み合わせた複雑な条件判定も可能になります。例えば売上データの増減判定や収支の黒字赤字判定などで、符号を基準とした処理を自動化できます。
=IF(SIGN(B2)=1,"利益","損失")
この数式では売上データが正の場合に「利益」、負の場合に「損失」と表示されるため、大量のデータを一括で分類処理する際に有効です。SIGN関数の戻り値である1、-1、0を活用することで、複数段階の条件分岐も簡潔に記述できます。
数値配列での符号統一処理
SIGN関数は配列データの符号を統一する処理において、絶対値関数との組み合わせで威力を発揮します。データの正負を反転させたい場合や、符号のみを取り出して別の計算に活用したい場合に最適です。
=A2*SIGN(A2)*(-1)
上記の数式は元の数値の符号を反転させる処理を行い、正の数値を負に、負の数値を正に変換できます。この手法は財務データの調整処理や、グラフ表示での数値の向きを制御する際に重宝される機能です。
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