スプレッドシートのIMSIN関数とは
IMSIN関数は、Googleスプレッドシートのエンジニアリング関数の一つで、指定された複素数のサイン値を計算して返す関数です。複素数「x+yi」が与えられた場合、「sin(x+yi)」の値を返すという仕様になっています。
この関数は、COMPLEX関数の結果、実数、または「x+yi」形式の文字列を引数として受け取ることができます。実数を指定した場合は、虚部が0の複素数として自動的に解釈され、適切にサイン値が計算されます。
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IMSIN関数の基本構文と引数仕様
IMSIN関数の構文はIMSIN(number)
という非常にシンプルな形式で、引数には複素数を表現する値を1つだけ指定します。引数numberには、COMPLEX関数の結果、実数(虚部0の複素数として解釈)、または「x+yi」形式の文字列を指定できます。
=IMSIN(COMPLEX(4,1))
=IMSIN(3.5)
=IMSIN("2+3i")
文字列形式で複素数を指定する際は、実部と虚部を「+」または「-」で結び、虚数単位として「i」を使用する必要があります。無効な複素数が指定された場合、IMSIN関数はエラーを返すという仕様になっています。
IMSIN関数の実行結果と戻り値の形式
COMPLEX(4,1)を引数にした場合、結果は「-1.16780727488952-0.768162763456573i」のように複素数形式で返されます。実数のみを引数にした場合も、結果は実数形式で表示されるため、用途に応じて使い分けることができます。
=IMSIN(COMPLEX(4,1)) // 結果: -1.16780727488952-0.768162763456573i
=IMSIN(3.5) // 結果: -0.35078322768962
=IMSIN("3+2i") // 結果: 0.53092108624852-3.59056458998578i
戻り値の精度は15桁程度の有効数字で表示され、複素数の場合は実部と虚部がそれぞれ高精度で計算されます。計算結果は、数学的なサイン関数の定義に従って正確に算出されるため、工学計算や科学技術計算において信頼性の高い結果を得ることが可能です。
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