スプレッドシートのQUARTILE.INC関数とは
QUARTILE.INC関数はスプレッドシート上でデータセットの四分位数を計算するための統計関数です。データの分布を4つの等しい部分に分割し、指定した四分位数における値を返します。
この関数はマーケティングや販売データの分析において、売上や顧客データの分散を理解するために活用されます。四分位数を求めることで、データの中央値や第1四分位数、第3四分位数を特定し、異常値や分布の偏りを把握できます。
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QUARTILE.INC関数の基本的な構文
QUARTILE.INC関数の基本構文はQUARTILE.INC(data, quartile_number)
の形で記述します。第1引数のdataには四分位数を計算したいデータ範囲を指定し、第2引数のquartile_numberには求めたい四分位数を0から4までの数値で指定します。
=QUARTILE.INC(A2:A100, 1)
上記のサンプルコードではA2からA100の範囲にあるデータの第1四分位数を計算します。quartile_number引数に1を指定することで、データセットの25%地点にある値を取得できます。
quartile_number引数には0、1、2、3、4の5つの値を指定でき、それぞれ最小値、第1四分位数、中央値、第3四分位数、最大値を表します。引数に小数点を含む値や負の値を指定した場合、関数はエラーを返すため注意が必要です。
QUARTILE.INC関数の実際の使用例
売上データを分析する際、月別売上金額の四分位数を求めてパフォーマンスを評価する場合を想定します。B2からB13セルに12か月分の売上データが入力されている状況で、第3四分位数を計算する具体例を示します。
=QUARTILE.INC(B2:B13, 3)
この関数により売上データの上位25%に相当する基準値が算出され、目標設定や業績評価の指標として活用できます。計算結果は元データの75%地点の値を表し、高い売上実績を達成した月の基準値として参考にできます。
複数の商品カテゴリごとに四分位数を比較する場合、各範囲に対してQUARTILE.INC関数を適用することで統計的な分析が可能です。異なる商品群の売上分布を定量的に比較し、マーケティング戦略の意思決定に役立てることができます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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