スプレッドシートのFIXED関数とは
FIXED関数は、数値を指定した小数点以下の桁数で固定表示するテキスト変換機能です。この関数を使用することで、計算結果や数値データを統一された表示形式に変換できるため、レポートや資料作成時の見栄えを向上させることが可能になります。
FIXED関数の基本構文はFIXED(数値, 小数点以下の桁数, 桁区切りなし)となっており、第1引数に変換したい数値を指定します。第2引数では表示したい小数点以下の桁数を任意で設定でき、省略した場合は自動的に2桁で表示される仕様です。
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数値の小数点桁数を固定する実装方法
FIXED関数で数値の桁数を固定する際は、第2引数で小数点以下の桁数を明確に指定する必要があります。例えば円周率3.141592653を小数点以下2桁で表示したい場合、FIXED(3.141592653,2)と記述することで結果として3.14を得ることができます。
=FIXED(3.141592653,2)
指定した桁数よりも元の数値の小数点以下が少ない場合、不足分には自動的に0が追加されて表示されます。逆に指定桁数を超える場合は、四捨五入によって適切な桁数に調整される動作となっているため、データの精度を保ちながら表示形式を統一できるのです。
桁区切り記号の表示制御設定
FIXED関数の第3引数を使用することで、千の位を区切るカンマ表示の有無を制御することができます。第3引数に1を指定した場合は桁区切り記号が非表示となり、0を指定するか省略した場合は桁区切り記号が表示される仕組みです。
=FIXED(966364281,4,1)
大きな数値を扱う際には桁区切り記号の有無によって可読性が大幅に変わるため、用途に応じて適切な設定を選択する必要があります。例えば金額表示では桁区切りありが一般的ですが、IDや製品番号などでは桁区切りなしの方が適している場合が多いでしょう。
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