スプレッドシートのGETPIVOTDATA関数とは
GETPIVOTDATA関数は、ピボットテーブルから指定した行と列の見出しに対応する集計値を抽出するGoogleスプレッドシート専用の関数です。この関数を使用することで、複雑なピボットテーブル内の特定のデータポイントを正確に参照し、動的なレポート作成や分析業務を効率化できます。
基本構文はGETPIVOTDATA(値の名前, ピボットテーブルのセル, [元の列, ...], [ピボットのアイテム, ...])
という形式で記述され、Lookup型の関数として分類されています。値の名前パラメータには取得したい集計値の名前を引用符で囲んで指定し、ピボットテーブル内の任意のセル参照を第2引数として設定します。
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基本的な構文パラメータ仕様
第1引数の値の名前は、ピボットテーブル内で表示される正確な集計値の名前を引用符で囲んで指定する必要があります。複数の値フィールドが存在する場合、「SUM of Sales」のようにピボットテーブルに表示される完全な名前を使用しなければなりません。
GETPIVOTDATA("SUM of number of units", 'Pivot table'!A1)
第2引数のピボットテーブルセル参照では、対象となるピボットテーブル内の任意のセルを指定できますが、左上角のセルを選択することが推奨されています。ピボットテーブルのサイズが縮小した際に選択したセルが範囲外になると、関数がエラーを返す可能性があるためです。
オプション引数を活用した詳細指定
第3引数以降のオプション引数では、元データセットの列名とピボットアイテムをペアで指定することで、より詳細な条件での値抽出が可能になります。元の列名は実際のソースデータの列名を使用し、ピボットアイテムは該当する行や列の項目名を指定します。
GETPIVOTDATA("AVERAGE of price per unit", A1, "division", "east", "subdivision", 2)
テキストの大文字小文字は区別されませんが、フィールド名を参照する場合は正確な表記が必要です。カスタムヘッダーを使用したピボットテーブルでは、元の列名ではなくカスタムヘッダー名でのみ関数が動作するという重要な仕様があります。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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