スプレッドシートのTRUNC関数とは
TRUNC関数は数値の指定した桁数より後を切り捨てて、その有効桁数に変換する数学関数です。この関数は単純に不要な桁を破棄するだけで、四捨五入処理は行いません。
基本構文はTRUNC(値, 桁数)という形式で、第一引数に切り捨てたい数値を、第二引数に保持したい小数点以下の桁数を指定できます。第二引数は省略可能で、省略した場合は0が適用され整数値が返されるため、小数点以下を完全に削除したい場合に便利です。
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基本的な使用方法と構文パラメータ
TRUNC関数の第二引数である桁数パラメータは、小数点以下の保持したい桁数を正の整数で指定します。例えば桁数に2を指定すると、小数点第2位までが保持され、それより下の桁は切り捨てられるのです。
=TRUNC(3.141592654,2)
上記の例では円周率の値を小数点第2位まで切り捨てて3.14という結果を返します。桁数パラメータに負の値を指定すると、小数点より左側の指定桁数が0に変更され、小数点以下の全ての桁が破棄される仕組みです。
負の桁数指定と特殊な動作パターン
桁数パラメータに負の値を指定した場合、小数点の左側にある指定桁数分の数字が0に置き換わる特殊な動作を行います。例えば桁数に-1を指定すると、一の位が0になり、十の位以上の桁のみが保持されるのです。
=TRUNC(1234.56,-2)
この例では1234.56という数値に対して桁数-2を適用し、一の位と十の位が0に変更されて1200という結果が返されます。全ての桁が0になる場合、TRUNC関数は単純に0を返すため、数値の範囲を大まかに調整する際に活用できるでしょう。
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