スプレッドシートのPERMUTATIONA関数とは
PERMUTATIONA関数は、指定された総数のオブジェクトの中から指定された数のオブジェクトを重複を許可して選択する際の順列の数を返すスプレッドシート関数です。この関数は数学的には、総数を選択数でべき乗した結果と同等の値を計算することになります。
統計カテゴリに分類されるPERMUTATIONA関数は、通常のPERMUT関数とは異なり重複選択(置換あり)を前提とした計算を行います。引数として総数と選択数の2つの数値を受け取り、両方の引数は小数点以下が切り捨てられて整数として処理されます。
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PERMUTATIONA関数の基本的な構文と引数
PERMUTATIONA関数の構文はPERMUTATIONA(number, number_chosen)
の形式で記述し、第1引数のnumberは選択元となる総オブジェクト数を指定します。第2引数のnumber_chosenは実際に選択するオブジェクト数を指定し、この値は第1引数以下である必要があります。
=PERMUTATIONA(5, 3)
上記のサンプルコードでは5個のオブジェクトから3個を重複ありで選択する順列数を計算し、結果として125が返されます。引数に小数が含まれている場合でも自動的に整数部分のみが使用されるため、PERMUTATIONA(5.8, 3.2)
とPERMUTATIONA(5, 3)
は同じ結果を返します。
重複選択における順列計算の実際の使用例
実際のビジネスシーンでは、商品の組み合わせパターンや暗証番号の可能性を計算する際にPERMUTATIONA関数が活用できます。例えば3つの色から2回選択する場合の全パターン数を求めるには、以下のような数式を使用します。
=PERMUTATIONA(3, 2)
この計算では3の2乗である9通りの組み合わせが算出され、同じ色を複数回選択することも含めた全てのパターンが考慮されます。エラーが発生する場合は第1引数が0の時のみで、その際は#NUM!エラーが表示されるため、事前に引数の妥当性を確認することが重要です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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