スプレッドシートのIMTANH関数とは
IMTANH関数は指定した複素数の双曲線正接を計算して返すエンジニアリング関数の一種です。この関数は「x+yi」形式で表現された複素数に対して「tanh(x+yi)」という双曲線正接の値を算出します。
関数の引数として実数、文字列形式の複素数、またはCOMPLEX関数の結果を受け取ることが可能です。実数が指定された場合は虚数部を0とした複素数として自動的に処理されるため、様々な形式での入力に対応しています。
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IMTANH関数の基本的な使用方法
IMTANH関数の基本構文はIMTANH(数値)
という非常にシンプルな形式で記述します。数値部分にはCOMPLEX関数で生成した複素数や「3+2i」のような文字列形式の複素数を指定できるのです。
=IMTANH(COMPLEX(4,1))
=IMTANH(3.5)
=IMTANH("3+2i")
関数の引数が有効な複素数でない場合はエラーが返されるため、入力値の形式には注意が必要です。正しい形式で複素数を指定すれば、確実に双曲線正接の計算結果を取得できるようになります。
実際の計算結果と出力形式の特徴
IMTANH関数は計算結果を複素数形式で出力し、実数部と虚数部を「+」または「i」記号で結合した文字列として表示します。例えばIMTANH(COMPLEX(4,1))の場合「1.00027905623447+0.00061024092137626i」という形式で結果が返されるのです。
=IMTANH(COMPLEX(4,1)) // 結果: 1.00027905623447+0.00061024092137626i
=IMTANH(3.5) // 結果: 0.998177897611199
=IMTANH("3+2i") // 結果: 1.00323862735361-0.00376402564150425i
純粋な実数を引数として指定した場合は虚数部が0となるため、結果も実数値のみが表示されます。複素数の虚数部が負の値の場合は「-」記号を使って適切に表現され、数学的に正確な双曲線正接の値を提供するのです。
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