スプレッドシートのIMSINH関数とは
IMSINH関数は、指定された複素数の双曲線正弦(ハイパボリックサイン)を計算するエンジニアリング関数です。複素数は「x+yi」の形式で表現され、この関数はsinh(x+yi)の値を返します。
この関数は、COMPLEX関数の結果、実数、または文字列形式の複素数を引数として受け取ります。入力された複素数が有効でない場合、エラーを返す仕様になっています。
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複素数形式での入力方法
COMPLEX関数を使用して複素数を作成し、IMSINH関数に渡すことで双曲線正弦を計算できます。実部と虚部を明確に分離して数値処理を行う際に、この方法が最も確実です。
=IMSINH(COMPLEX(4,1))
この例では実部4と虚部1の複素数「4+1i」の双曲線正弦を計算し、結果は「14.7448051885587+22.9790855778861i」となります。COMPLEX関数を使用することで、数値の精度を保ちながら計算を実行できます。
実数のみを扱う場合は、虚部を0とした複素数として自動的に解釈されるため、シンプルに数値を入力するだけで処理されます。この場合、通常の双曲線正弦の計算結果が実数として出力されます。
文字列形式での複素数指定
文字列形式で複素数を直接指定する場合、「x+yi」または「x-yi」の書式を厳密に守る必要があります。文字列内の数値部分は有効な数値として認識される形式でなければエラーが発生します。
=IMSINH("3+2i")
この記述方法では複素数「3+2i」の双曲線正弦を計算し、結果として「-4.16890695996657+9.15449914691143i」が返されます。文字列内の「i」は虚数単位を表すため、必ず小文字で記載する必要があります。
負の虚部を持つ複素数を指定する際は、「3-2i」のように減算記号を使用して表現します。この場合も計算は正常に実行され、適切な双曲線正弦の値が複素数形式で出力されます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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