スプレッドシートのRIGHTB関数とは
RIGHTB関数は、Googleスプレッドシートにおいて文字列の右側から指定されたバイト数分の文字を抽出するテキスト処理関数です。この関数は英名では「Right Bytes」と言われており、文字単位ではなくバイト単位で文字列を処理するという特徴を持っています。
基本的な構文はRIGHTB(文字列, バイト数)
という形式で記述し、第2引数であるバイト数パラメータは省略可能となっています。省略した場合には自動的に1バイトが指定され、文字列の最後から1バイト分の文字が返される仕様です。
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RIGHTB関数の基本構文と引数の詳細
RIGHTB関数の第1引数である文字列パラメータには、処理対象となる任意のテキストデータを指定できます。第2引数のバイト数パラメータには0以上の数値を指定する必要があり、負の値を入力した場合にはエラーが発生する仕様となっています。
=RIGHTB("サンプル文字列", 3)
指定されたバイト数が文字列全体のバイト数を超過している場合には、関数は文字列全体をそのまま返します。この動作により、存在しない範囲を指定してもエラーが発生せず、安全にテキスト処理を実行できる設計になっています。
マルチバイト文字とシングルバイト文字の処理違い
RIGHTB関数は日本語やその他のマルチバイト文字において、通常のRIGHT関数とは異なる結果を返すという重要な特性があります。日本語の漢字やひらがなは通常3バイトで構成されているため、バイト数を正確に計算して指定する必要があります。
=RIGHTB("熊本", 2)
=RIGHT("熊本", 2)
上記の例では、RIGHTB関数は「本」のみを返すのに対し、RIGHT関数は「熊本」全体を返すという違いが生じます。この現象は、マルチバイト文字の場合に文字数とバイト数が一致しないことが原因となっています。
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