スプレッドシートのCORREL関数とは
CORREL関数は、Googleスプレッドシートでデータセットのピアソンの積率相関係数rを計算する統計関数です。この関数を使用することで、2つの変数間にどの程度の直線的関係があるかを数値的に測定できます。
相関係数rは-1から1の範囲で表され、1に近いほど正の相関が強く、-1に近いほど負の相関が強いことを示しています。CORREL関数はPEARSON関数と完全に同義であり、どちらを使用しても同じ結果が得られるという特徴があります。
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基本的な構文と引数の指定方法
CORREL関数の基本構文は「CORREL(data_y, data_x)」という形式で記述し、data_yは従属変数のデータ範囲、data_xは独立変数のデータ範囲を指定します。引数には配列または行列として表現される数値データの範囲を入力する必要があり、文字列データは自動的に無視される仕様となっています。
=CORREL(A2:A100,B2:B100)
上記のサンプルコードでは、A2からA100までの範囲をdata_y、B2からB100までの範囲をdata_xとして指定しています。両方の範囲は同じ行数である必要があり、対応する位置のデータが比較対象として処理される仕組みです。
実際のデータセットでの計算例
売上データと広告費データの相関分析を行う場合、月別の売上高を縦軸データ、月別の広告費を横軸データとして設定します。具体的には売上データをB列、広告費データをC列に配置し、両方のデータが12ヶ月分ある状況を想定してください。
=CORREL(B2:B13,C2:C13)
この計算式により算出される相関係数が0.8以上であれば、売上と広告費の間に強い正の相関関係があることが確認できます。逆に-0.8以下の値が出力された場合は、一方が増加すると他方が減少する傾向にある負の相関関係を示すということになります。
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