スプレッドシートのVSTACK関数とは
VSTACK関数は複数のセル範囲を垂直方向に連結して一つの大きな配列として返すGoogleスプレッドシートの配列関数です。この関数を使用することで、異なる範囲のデータを縦に並べて統合したレポートやデータセットを効率的に作成できます。
VSTACK関数の基本構文は「VSTACK(範囲1; [範囲2, ...])」となり、最初の範囲1は必須パラメータで、範囲2以降はオプションです。関数の戻り値は配列型となるため、結果は複数のセルに動的にスピルして表示される特徴があります。
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複数範囲の垂直結合の基本操作
VSTACK関数で複数の範囲を垂直に結合する際は、各範囲の列数が同じである必要があります。例えば、A2:C4の範囲とA6:C8の範囲を結合する場合、どちらも3列のデータなので正常に結合されます。
=VSTACK(A2:C4;A6:C8)
この数式では、A2からC4までの3行3列のデータとA6からC8までの3行3列のデータが縦に連結されます。結果として6行3列の新しい配列が生成され、最初の範囲のデータの直下に2番目の範囲のデータが配置されます。
異なるワークシートデータの統合方法
VSTACK関数は同一シート内の範囲だけでなく、異なるワークシート間のデータも統合できる強力な機能を持っています。シート名を指定してデータ範囲を参照することで、複数のシートに分散したデータを一箇所に集約できます。
=VSTACK(Sheet1!A2:C4;Sheet2!A2:C4;Sheet3!A2:C4)
この活用方法により、月別売上データや店舗別在庫データなど、シートごとに管理されている情報を統一フォーマットで表示できます。結果の配列は元データの変更に自動的に連動するため、常に最新の統合データを維持できます。
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