スプレッドシートのCHIINV関数とは
CHIINV関数は、統計分野でカイ二乗分布の右側確率から逆関数値を計算するスプレッドシートの組み込み関数です。この関数は仮説検定における統計的有意性の判定に使用され、特定の確率値に対応するカイ二乗統計量を求める際に活用されます。
この関数の基本構文は「CHIINV(確率, 自由度)」の形式で定義され、確率は0より大きく1より小さい値である必要があります。自由度パラメータは分布の形状を決定する重要な要素であり、最低1以上の整数値を指定しなければなりません。
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基本的な構文と引数の詳細仕様
CHIINV関数の第一引数である確率パラメータは、カイ二乗分布の右側面積に対応する確率値を指定します。この確率値は統計的検定におけるp値として使用され、通常0.05や0.01などの有意水準が設定されるケースが多いです。
=CHIINV(0.05, 4)
第二引数の自由度パラメータは、カイ二乗分布の形状を決定する統計学的概念を表します。自由度が小数で入力された場合、スプレッドシートは自動的に整数値に切り捨てを実行して計算を継続します。
実際の計算例と統計的意義の解釈
統計的有意性の判定において、p値0.05と自由度4の条件でCHIINV関数を使用すると、結果として9.487729037という値が算出されます。この数値は、カイ二乗統計量がこの値を超えた場合に統計的に有意であると判断される閾値を意味しています。
=CHIINV(A2, B2)
セル参照を用いた関数の記述では、確率値と自由度をそれぞれ異なるセルから参照して計算を実行できます。この方法により、複数のデータセットに対して効率的に統計検定の閾値を算出することが可能になります。
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