スプレッドシートのCONFIDENCE.T関数とは
CONFIDENCE.T関数は、統計学におけるスチューデントt分布を基にした信頼区間の幅の半分を計算する関数です。この関数は、データセットから無作為に選択された値が、平均値からプラスマイナス計算結果の範囲内に落ちる確率が1-α(αは有意水準)になるような値を返します。
関数の基本構文はCONFIDENCE.T(α, 標準偏差, サイズ)
となっており、3つのパラメータを必要とします。αパラメータは1から希望する信頼水準を引いた値で、例えば95%信頼区間を求めたい場合は0.05を指定します。
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CONFIDENCE.T関数の引数設定方法
第1引数のαは有意水準を表し、信頼水準が95%の場合は0.05、99%の場合は0.01を入力します。このパラメータは信頼区間の幅を決定する重要な要素で、値が小さいほど信頼区間は広くなります。
=CONFIDENCE.T(0.05, 6.43, 27)
第2引数は母集団の標準偏差を指定し、第3引数は標本サイズを入力します。標本サイズが大きいほど信頼区間は狭くなり、より精密な推定が可能になります。
信頼区間の実際の計算例と結果の解釈
母平均が40、標準偏差が6.43、サンプルサイズが27の場合の95%信頼区間を計算する例を示します。=CONFIDENCE.T(0.05, 6.43, 27)
の結果は約2.563となり、これは信頼区間の半幅を表しています。
=CONFIDENCE.T(0.05, 6.43, 27)
結果: 2.56340262541175
実際の信頼区間は[40-2.563, 40+2.563]、つまり[37.437, 42.563]となります。これは、真の母平均がこの範囲内にある確率が95%であることを意味し、統計的推測において重要な指標となります。
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