スプレッドシートのCONVERT関数とは
CONVERT関数はGoogle スプレッドシートで数値を異なる単位に変換する際に使用される関数で、基本構文はCONVERT(数値, 変換前単位, 変換後単位)
の形式です。この関数を活用することで、重量、距離、時間、圧力、力、エネルギー、電力、磁性、温度、体積、面積、情報量、速度など、様々なカテゴリの単位間での数値変換を自動化できます。
関数の引数構成は3つの要素から成り立っており、第1引数のvalueには変換対象となる数値、第2引数のstart_unitには現在の単位、第3引数のend_unitには変換先の単位を指定します。単位変換は同一カテゴリ内でのみ実行可能であり、異なるカテゴリ間での変換を試みるとエラーが発生する仕組みになっています。
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基本的な単位変換の実行方法
最もシンプルな使用例として重量変換では、グラムからキログラムへの変換がCONVERT(5.1, "g", "kg")
という形式で記述できます。このコードは5.1グラムを0.0051キログラムに変換し、数値として結果を返します。
=CONVERT(5.1, "g", "kg")
温度変換の場合はCONVERT(32, "C", "F")
のように摂氏から華氏への変換が可能で、32度摂氏が89.6度華氏として計算されます。面積単位ではCONVERT(35.7, "in^2", "m^2")
のように平方インチから平方メートルへの変換も実行でき、結果は0.023032平方メートルとして表示されます。
=CONVERT(32, "C", "F")
=CONVERT(35.7, "in^2", "m^2")
セル参照を活用した動的変換システム
セル参照を組み合わせた使用方法では、CONVERT(A1, A2, A3)
のようにセルに格納された値と単位を参照して変換を実行できます。A1セルに数値、A2セルに変換前単位、A3セルに変換後単位を入力することで、データの変更時に自動的に変換結果が更新される動的なシステムが構築可能です。
=CONVERT(A1, A2, A3)
このセル参照方式を活用することで、複数の変換パターンを一つのシートで管理でき、特に大量のデータ変換や繰り返し作業の効率化が実現されます。また、プルダウンメニューと組み合わせることで、ユーザーが単位を選択するだけで自動変換される仕組みの構築も可能になります。
=CONVERT(B2, C2, D2)
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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