スプレッドシートのBIN2OCT関数とは
BIN2OCT関数は符号付き2進数を符号付き8進数フォーマットに変換するエンジニアリング関数です。この関数は10ビットの2進数値を文字列として受け取り、指定された有効桁数で8進数値として出力する機能を持っています。
関数は最大で0111111111(正の値)、最小で1000000000(負の値)の範囲内で2進数を処理できます。最上位ビットは符号ビットとして機能し、負の数は2の補数フォーマットで表現される仕組みとなっております。
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BIN2OCT関数の基本的な構文仕様
BIN2OCT関数は2つのパラメータを持つ構文で定義され、第1パラメータは必須、第2パラメータはオプションとなっています。BIN2OCT(signed_binary_number, [significant_digits])
の形式で記述し、符号付き2進数と有効桁数を指定できます。
BIN2OCT(101,8)
BIN2OCT("11111")
BIN2OCT(A2)
signed_binary_numberパラメータは文字列として提供される符号付き10ビット2進値を指定し、有効な2進数として提供される場合は自動的に適切な文字列入力に変換されます。significant_digitsパラメータは結果における有効桁数を指定するオプションパラメータで、結果の桁数より大きい場合は左側にゼロが埋められる仕様です。
2進数から8進数への変換処理方法
BIN2OCT関数は0と1のみを有効な数字として処理し、これ以外の数字が含まれている場合は#NUM!エラーを返します。例えば11111という2進数は37という8進数に変換され、有効桁数を8に指定した場合は00000037として表示される動作となります。
=BIN2OCT("11111")
結果: 37
=BIN2OCT("11111",8)
結果: 00000037
変換結果を使用した計算では8進数であることを考慮する必要があり、GoogleスプレッドシートはBIN2OCTの結果を自動的に変換するため注意が必要です。セルA2に111(2進数1001001の8進数相当)が含まれ、B2に=A2+9という数式がある場合、8進計算では正しくない120という結果になる可能性があります。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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