スプレッドシートの『GOOGLEFINANCE関数』とは?意味をわかりやすく簡単に解説

スプレッドシートの『GOOGLEFINANCE関数』とは?意味をわかりやすく簡単に解説

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スプレッドシートのGOOGLEFINANCE関数とは

GOOGLEFINANCE関数は、Google Financeから現在や過去の証券情報を取得するためのスプレッドシート関数です。株価、市場情報、投資信託データなど幅広い金融情報をリアルタイムまたは履歴データとして取得し、スプレッドシート上で分析や可視化を行うことが可能になります。

基本的な構文は「GOOGLEFINANCE(ticker, [attribute], [start_date], [end_date|num_days], [interval])」となっており、tickerには証券コードを指定します。attributeパラメータでは価格、出来高、市場時価総額などの取得したい情報の種類を指定でき、日付範囲やデータの取得間隔も柔軟に設定することができるのです。

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リアルタイム株価データの取得方法

リアルタイムデータの取得では「price」「priceopen」「high」「low」「volume」といった属性を使用して現在の市場情報を取得できます。データは最大20分の遅延があるものの、現在の株価や出来高などの重要な指標をスプレッドシート上で監視することが可能です。

=GOOGLEFINANCE("NASDAQ:GOOG", "price")
=GOOGLEFINANCE("NYSE:AAPL", "volume")
=GOOGLEFINANCE("NASDAQ:MSFT", "marketcap")

市場時価総額を取得する場合は「marketcap」属性を使用し、52週間の高値・安値を確認したい場合は「high52」「low52」属性を指定します。また、「pe」でPER(株価収益率)、「eps」でEPS(1株あたり利益)、「beta」でベータ値といった財務指標も取得できます。

前日終値からの変化を確認するには「change」で価格変動、「changepct」で変動率をパーセンテージで取得できます。これらの属性を組み合わせることで、株式投資に必要な基本的な情報を効率的にモニタリングすることが可能になるでしょう。

履歴データと投資信託情報の活用

履歴データの取得では「open」「close」「high」「low」「volume」といった属性を使用し、特定期間の株価推移を分析できます。日付パラメータを指定することで過去の特定期間のデータを取得でき、intervalパラメータで「DAILY」または「WEEKLY」を指定して取得頻度を設定します。

=GOOGLEFINANCE("NASDAQ:GOOG", "close", DATE(2024,1,1), DATE(2024,12,31), "DAILY")
=GOOGLEFINANCE("NYSE:SPY", "all", TODAY()-30, TODAY())
=GOOGLEFINANCE("NASDAQ:QQQ", "volume", TODAY()-7, 7, "DAILY")

投資信託データの場合は「returnytd」で年初来リターン、「netassets」で純資産、「yieldpct」で分配利回りなどの専用属性が利用できます。「return1」「return4」「return13」「return52」といった属性により、1週間から52週間までの様々な期間でのリターンを取得することが可能です。

「morningstarrating」でモーニングスター評価、「expenseratio」で経費率といった投資信託選択に重要な指標も取得できます。これらの機能を活用することで、個別株式から投資信託まで幅広い金融商品の分析をスプレッドシート上で統合的に行うことができるでしょう。

※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。

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