スプレッドシートのBETAINV関数とは
BETAINV関数は、指定された確率に対してベータ分布の逆関数の値を返すGoogleスプレッドシートの統計関数です。この関数は品質管理、プロジェクト管理、リスク分析などの分野で確率分布を扱う際に活用されています。
ベータ分布は0から1の間の値を扱う確率分布で、成功率や完了率のような割合データのモデリングに適用されます。BETAINV関数を使用することで、特定の確率値に対応するベータ分布上の値を逆算できるため、統計解析や予測分析において重要な役割を果たしています。
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基本構文とパラメータの詳細仕様
BETAINV関数の基本構文は5つのパラメータで構成され、最初の3つは必須、後の2つは省略可能です。第1引数のprobabilityは0から1の間の値で、求めたい確率を指定し、第2引数のalphaと第3引数のbetaは正の値でベータ分布の形状を決定します。
BETAINV(probability, alpha, beta, lower_bound, upper_bound)
第4引数のlower_boundと第5引数のupper_boundは分布の定義域を指定するオプション引数で、省略した場合はデフォルト値として1が設定されます。これらのパラメータを適切に設定することで、実際の業務データに合わせた柔軟な分析が可能になります。
実用的な計算例と実装方法
確率0.13、alpha=5、beta=1、定義域を-1から1に設定した場合の計算例では、結果として0.33という値が返されます。この実装では各パラメータが適切に設定されており、負の値から正の値までの範囲でベータ分布の逆関数を計算しています。
=BETAINV(0.13, 5, 1, -1, 1)
セル参照を活用した動的な計算も可能で、A4セルの確率値を使用してalpha=3、beta=2、定義域-1から1で計算する場合は上記のような数式になります。この手法により、データが変更された際に自動的に再計算されるため、効率的な統計分析ワークフローを構築できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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