スプレッドシートのSUMXMY2関数とは
SUMXMY2関数は、Googleスプレッドシートで使用できる統計系の配列関数の一つです。この関数は2つの配列において、対応する値同士の差を計算し、その差を二乗したものの合計を求める計算処理を実行します。
統計解析における分散分析や回帰分析で頻繁に使用される二乗和の計算を効率的に処理できる特性があります。英名ではSum of Squares of Differencesと呼ばれており、データの散らばりを測定する重要な指標として活用されています。
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基本的な構文と引数の設定方法
SUMXMY2関数の基本構文はSUMXMY2(array_x, array_y)
という形式で記述し、2つの配列を引数として指定します。第一引数のarray_xから第二引数のarray_yの対応する値を減算し、その結果を二乗して全て合計するという計算手順を踏みます。
SUMXMY2(A2:A9, B2:B9)
配列の範囲指定では、両方の配列が同じ行数または列数を持つ必要があり、対応する位置の要素同士で計算が実行されます。範囲の大きさが異なる場合は、小さい方の範囲に合わせて計算が行われ、余った要素は無視される仕様となっています。
具体的な数値を用いた計算実例
実際の数値例として、配列{1,2,3}と配列{4,5,6}を使用したSUMXMY2関数の計算過程を解説していきます。この場合、(1-4)²+(2-5)²+(3-6)²という順序で各要素の差を二乗し、最終的に9+9+9=27という結果を得ることができます。
SUMXMY2({1,2,3},{4,5,6})
売上データと目標値データの比較分析において、実績値から目標値を引いた差の二乗和を算出する業務シーンで活用できます。マーケティング分野では、予測値と実測値の誤差を定量化する際に、この関数を使用して精度評価指標を簡単に計算することが可能です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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