スプレッドシートのNOMINAL関数とは
NOMINAL関数は実効利率と年間の複利計算期数を基に、年間の名目利率を算出するGoogleスプレッドシートの会計関数です。金融業界では実効利率から名目利率への変換が頻繁に必要となり、この関数により複雑な計算を自動化できます。
名目利率とは複利計算を考慮しない表面的な金利のことで、実効利率は複利効果を含んだ実際の収益率を意味します。この関数の基本構文はNOMINAL(effective_rate, periods_per_year)
となり、第一引数に実効利率、第二引数に年間複利計算期数を指定します。
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基本パラメータの設定方法
effective_rateパラメータには年間の実効利率を小数形式で入力し、例えば85%の場合は0.85と記述します。このパラメータは必須項目であり、負の値や1を大幅に超える値は現実的でないため避ける必要があります。
=NOMINAL(0.85,12)
periods_per_yearパラメータは年間の複利計算回数を整数で指定し、月次複利なら12、四半期複利なら4を入力します。この値は必ず正の整数である必要があり、0や負の値を設定するとエラーが発生する仕様です。
セル参照を使った実践的な活用法
セル参照を利用することで動的な計算が可能となり、複数のシナリオ分析を効率的に実行できます。A2セルに実効利率、A3セルに複利計算期数を入力し、=NOMINAL(A2,A3)
として関数を記述する方法が一般的です。
=NOMINAL(A2,A3)
この方式では入力値の変更が即座に結果に反映されるため、金利シミュレーションや投資計画の策定に非常に有効です。また複数の金融商品を比較する際にも、各商品の条件をセルに入力してまとめて計算することが可能になります。
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