スプレッドシートのHLOOKUP関数とは
HLOOKUP関数は水平方向に検索を行う関数であり、指定した範囲の1行目からキーとなる値を検索して該当する列の指定したセルの値を返します。英名ではHorizontal lookupと呼ばれており、垂直方向に検索するVLOOKUP関数とは対照的な動作を行います。
この関数の基本構文はHLOOKUP(検索キー, 範囲, 指数, 並べ替え済み)となっており、4つの引数を使用して検索処理を実行します。範囲の1行目が検索対象となるため、データが水平方向に配置されている表やマトリックス形式のデータ処理に適しています。
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HLOOKUP関数の基本的な引数設定
検索キーには検索したい値を指定し、数値や文字列、セル参照などを使用できます。範囲には検索対象となるセル範囲を指定し、この範囲の1行目がキーの検索対象となり、指定した行から値を取得します。
=HLOOKUP("商品A", A1:E5, 2, FALSE)
指数引数では取得したい値が含まれる行番号を指定し、範囲の1行目を1として数えます。指数が1から範囲の行数までの範囲外の場合、#VALUE!エラーが返される仕様です。
並べ替え済み引数による検索方式の制御
並べ替え済み引数にTRUEまたは省略した場合、近似一致検索が実行され検索キー以下の最大値が返されます。検索行のすべての値が検索キーより大きい場合は#N/Aエラーが返される動作となります。
=HLOOKUP(85, A1:F3, 3, TRUE)
並べ替え済み引数にFALSEを設定すると完全一致検索となり、検索キーと完全に一致する値のみが検索対象となります。複数の一致する値がある場合は最初に見つかった値が返され、一致しない場合は#N/Aエラーが返されます。
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