スプレッドシートのYEARFRAC関数とは
YEARFRAC関数は、指定した日数の計算方法を使用して、2つの日付の間の年数(1年に満たない年も含む)を返すGoogleスプレッドシートの日付関数です。 この関数は2つの日付(開始日と終了日)の間の全日数が1年間に対して占める割合を計算し、特定の期間に割り当てられる年利または年債の割合を求める際に利用されます。
YEARFRAC関数の基本構文はYEARFRAC(開始日, 終了日, [日数の計算方法])
となっており、第3引数の日数の計算方法は省略可能でデフォルト値は0が設定されています。 英名では「Year Fraction」と言われており、開始日には計算対象となる期間の開始日、終了日には計算対象となる期間の終了日を指定し、それぞれ日付を含むセルへの参照や日付の種類を返す関数を使用できます。
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YEARFRAC関数の基本的な書式と引数の詳細
開始日には計算対象となる期間の開始日を指定し、日付を含むセルへの参照、日付の種類を返す関数、または数値を指定する必要があります。 終了日には計算対象となる期間の終了日を指定し、こちらも開始日と同様に日付を含むセルへの参照、日付の種類を返す関数、または数値形式での指定が可能となっています。
=YEARFRAC(DATE(2024,1,1), DATE(2024,12,31), 1)
実際の使用例としてYEARFRAC(DATE(1969,7,16),DATE(1969,7,24),1)
やYEARFRAC(A2,A3)
のような書式でセル参照を用いた記述方法が可能です。 関数では、セルに直接入力した値に対してGoogleスプレッドシートで行われるような数値形式の自動変換は行われないため、適切な日付形式での入力が重要となります。
日数の計算方法パラメータの種類と使用場面
日数の計算方法パラメータは0から4までの数値で指定し、0は30日/360日(NASD方式)で全米証券業者協会の基準に従って1か月を30日、1年を360日と想定した計算方法です。 1は実際の日数/実際の日数で指定した日付の間の実際の日数や、その間に含まれる年の実際の日数に基づいて計算し、米国の長期国債や短期国債にも使用されますが金融以外の目的で最も一般的に使用されます。
=YEARFRAC(A1, B1, 0) //30日/360日基準
=YEARFRAC(A1, B1, 1) //実際の日数/実際の日数
=YEARFRAC(A1, B1, 2) //実際の日数/360日
=YEARFRAC(A1, B1, 3) //実際の日数/365日
2は実際の日数/360日で指定した日付の間の実際の日数に基づいて計算しますが、1年を360日と想定した計算方式となります。 3は実際の日数/365日で指定した日付の間の実際の日数に基づいて計算しますが、1年を365日と想定するため、うるう年を考慮しない固定日数での計算が行われます。
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