スプレッドシートのTEXTJOIN関数とは
TEXTJOIN関数は複数の文字列や配列からテキストを結合し、指定された区切り文字を各テキスト間に自動挿入できる強力な文字列操作関数です。この関数は従来のCONCATENATE関数やJOIN関数とは異なり、空のセルを無視するオプションを提供することで、より柔軟なテキスト結合が可能となります。
基本構文はTEXTJOIN(区切り文字, 空のセルを無視, テキスト1, [テキスト2], …)
で構成され、第1引数で区切り文字を指定できます。第2引数では空のセルを結果に含めるかどうかをTRUEまたはFALSEのブール値で制御し、TRUE設定時は空のセルが自動的に除外されます。
【PR】プログラミングや生成AIを無料で学べる「コードキャンプフリー」
基本的な引数設定と動作原理
区切り文字の引数では文字列またはセル参照を指定でき、空文字列を設定した場合は単純にテキストが連結されます。この引数にはスペース、カンマ、改行文字など任意の文字列を設定でき、結合されるテキスト間に一貫して挿入されます。
=TEXTJOIN(" ", TRUE, "hello", "world")
空のセルを無視する引数はブール値で制御され、TRUE設定時は範囲内の空セルが結果から完全に除外されます。FALSE設定時は空のセルも結合対象として扱われ、区切り文字が連続して挿入される場合があります。
テキスト引数では個別の文字列、セル参照、範囲指定のいずれも使用でき、配列形式のデータも処理対象となります。複数のテキスト引数を指定した場合、全ての引数が順番に結合され、それぞれの間に区切り文字が挿入されます。
実際の使用例とセル範囲指定
範囲指定を使用した実践的な例として=TEXTJOIN(" ", TRUE, A2:A6)
があり、これはA2からA6の範囲内のテキストをスペース区切りで結合します。この例では空のセルが無視されるため、データが存在するセルのみが結果に反映されます。
=TEXTJOIN(", ", FALSE, A1:A5)
カンマ区切りでの結合では=TEXTJOIN(", ", FALSE, A1:A5)
のように記述し、空セルも含めて全てのセルが処理対象となります。この設定では空のセルがある位置でもカンマが挿入されるため、結果として連続するカンマが表示される可能性があります。
複数の非連続範囲を結合する場合は=TEXTJOIN(" | ", TRUE, A1:A3, C1:C3)
のように複数の範囲を引数として指定します。この方法により異なる列や行のデータを効率的に結合でき、パイプ文字などの視覚的な区切り文字を使用して読みやすい結果を生成できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
ITやプログラミングに関するコラム
- Canvaとは?使い方やアカウント登録などを初心者向けに解説
- git configで設定情報を確認・表示する方法
- 「Pythonはやめとけ」と言われる理由と学習するメリット
- Ubuntuのversionを確認する方法
- Geminiで画像を生成する方法|ChatGPTとの比較結果も紹介