スプレッドシートのCUMPRINC関数とは
CUMPRINC関数は定期的な定額支払いと一定の利率に基づいて、指定した期間範囲における投資の累計元本支払額を計算する会計関数です。この関数は金融計算において特に重要な役割を果たし、住宅ローンや自動車ローンなど長期借り入れの返済計画を分析する際に活用されています。
関数の基本構文はCUMPRINC(利率, 期間数, 現在価値, 初回期間, 最終期間, 期末または期首)
で構成されており、6つの引数を指定する必要があります。英名では「Cumulative Principal」と呼ばれており、累計元本という意味を表しているのが特徴です。
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CUMPRINC関数の引数仕様と制約
rate
引数には利率を設定し、number_of_periods
には支払い回数の総数を指定します。present_value引数は年金の現在価値を表し、first_periodは累計計算を開始する支払い期間の番号で1以上の値である必要があります。
CUMPRINC(0.12,12,100,1,5,0)
CUMPRINC(A2,B2,C2,D2,E2,1)
last_period引数は累計計算を終了する支払い期間の番号で、first_periodより大きな値を指定する必要があります。end_or_beginning
引数では支払いが期末(0)か期首(1)のいずれに発生するかを決定し、これにより計算タイミングが調整されます。
利率と期間の単位統一における実装方法
利率と期間数には一貫した単位の使用が必要で、36か月の自動車ローンを月払いする場合は年利を12で割り、支払い回数は36回とします。一方で同じ期間のローンを四半期払いする場合は、年利を4で割って支払い回数を12回に調整する必要があります。
=CUMPRINC(0.05/12,360,200000,1,12,0)
=CUMPRINC(0.08/4,20,50000,5,8,1)
月次計算では年利5%を12で割った0.00417を利率とし、30年ローン(360回払い)の最初の1年間(1-12期)の元本累計額を算出できます。四半期計算では年利8%を4で割った0.02を使用し、5年ローン(20回払い)の第5期から第8期までの元本返済額を期首払いベースで計算します。
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