スプレッドシートのINDIRECT関数とは
INDIRECT関数は、文字列として記述されたセル参照を実際のセル参照に変換し、そのセルの内容を返すGoogleスプレッドシートの参照関数です。文字列で指定されたセル参照を返す機能を持ち、動的なセル参照を実現するために使用されます。
この関数の基本構文はINDIRECT(cell_reference_as_string, [is_A1_notation])
で構成され、第一引数には参照したいセルのアドレスを文字列として指定します。第二引数は省略可能で、デフォルトではA1記法が使用されますが、FALSE を指定するとR1C1記法での参照も可能になります。
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文字列によるセル参照の基本的な指定方法
INDIRECT関数の最も基本的な使用方法は、セルアドレスを直接文字列として指定する形で、例えば"A2"
のように引用符で囲んで記述します。この場合、指定されたセルの値が返されるため、固定的な参照を動的に変更したい場合に有効活用できます。
=INDIRECT("A2")
セル参照を文字列として指定する際は、必ず引用符で囲む必要があり、A2
のような直接的な参照とは異なる動作をします。文字列指定により、後述する文字列結合機能との組み合わせで、より柔軟な参照パターンを構築することができます。
他シートの参照と文字列結合の活用方法
INDIRECT関数では他のシートのセルを参照する際、"Sheet2!"&B10"
のような形で文字列結合演算子を使用した動的参照が可能です。この方法により、B10セルの値をシート名として利用し、対応するシートの特定セルを参照することができます。
=INDIRECT("Sheet2!"&B10)
文字列結合を活用することで、セル値に基づいた動的なシート参照やセル範囲指定が実現でき、データ管理の効率性が大幅に向上します。例えば月別データシートから特定の月のデータを自動参照する場合など、管理業務の自動化において重要な役割を果たしています。
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