スプレッドシートのDETECTLANGUAGE関数とは
DETECTLANGUAGE関数は、Googleスプレッドシート上で指定されたテキストや範囲内で使用されている言語を自動的に識別する機能です。この関数を使用することで、多言語データが含まれるスプレッドシート内で各セルがどの言語で記述されているかを効率的に判別できます。
関数の戻り値は言語コードとして返され、例えば日本語の場合は「ja」、英語の場合は「en」といった標準的なISO言語コードで表示されます。複数の言語が混在する範囲を指定した場合、関数は最初に検出されたテキストの言語のみを評価して結果を返します。
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基本的な構文と引数の指定方法
DETECTLANGUAGE関数の基本構文は「DETECTLANGUAGE(text_or_range)」で、引数には評価したいテキストまたはセル参照を指定します。引数として直接文字列を入力する場合は、DETECTLANGUAGE("Bonjour")のようにダブルクォーテーションで囲む必要があります。
=DETECTLANGUAGE("Hello World")
=DETECTLANGUAGE(A2)
=DETECTLANGUAGE(A2:A7)
セル参照を指定する場合、単一セルであればA2のように記述し、範囲を指定する場合はA2:A7のような形式で入力します。範囲指定時は必ず一次元の列範囲でなければならず、行をまたぐ複数列の指定はエラーとなります。
実際の使用例とエラー回避方法
実際の業務でDETECTLANGUAGE関数を使用する際は、多言語の顧客データやアンケート回答の言語判別などの用途で活用できます。例えば顧客からのフィードバックが複数言語で寄せられた場合、どの言語で対応すべきかを自動判別する仕組みを構築できます。
=DETECTLANGUAGE(B2) // 顧客コメントの言語を判別
=IF(DETECTLANGUAGE(C3)="ja","日本語対応","多言語対応") // 条件分岐での活用
エラーを避けるためには、範囲指定時に複数列を選択しないよう注意し、空白セルが含まれる範囲では適切な結果が得られない可能性があることを認識しておく必要があります。また、非常に短いテキストや特殊文字のみの場合は、正確な言語判別ができない場合があるため事前にデータの確認が重要です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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