Hitachi VantaraがVSP OneをMicrosoft Azure Marketplaceで提供開始
日立製作所の米国子会社であるHitachi Vantara LLCは、Microsoft Azure Marketplace上でHitachi Virtual Storage Platform One SDSの提供を2025年9月5日に発表した。Azure Marketplaceは、Microsoft Azure上で利用可能なアプリケーションとサービスを提供するオンラインストアであり、世界中のMicrosoft Azure利用企業がVSP Oneにアクセスできるようになる。
VSP One SDSはAzureとオンプレミスにまたがるシステム全体でエンタープライズクラスのデータ管理・保護を可能にし、組み込みのデータ圧縮、シンプロビジョニング、レプリケーション機能により、シンプルな運用とクラウドにかかるコストの管理を支援する仕組みだ。企業は単一のコントロールプレーンを通じてストレージのシンプロビジョニングや管理、保護を可能にすることで、オンプレミスとクラウド環境をまたいだ運用を簡素化できるようになった。
Azure Marketplaceを通じたVSP One SDSの日本国内での販売開始は9月30日を予定しており、クラウドストレージにかかるコストを最大40%削減できる機能を持つ。双方向の非同期レプリケーション機能により災害復旧を強化し、障害発生時の稼働時間や復旧時間を改善することで、ハイブリッドクラウド環境下でのワークロードの移行やテスト、スケーリングを止めることなく実行可能になる。
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VSP One SDSの主要機能
項目 | 詳細 |
---|---|
提供開始日 | 2025年9月5日発表 |
日本国内販売開始予定 | 2025年9月30日 |
コスト削減効果 | 最大40%削減 |
主要機能 | データ圧縮、シンプロビジョニング、レプリケーション |
対応環境 | Azure、オンプレミス |
ストレージタイプ | ブロック、ファイル、オブジェクトストレージ |
trends編集部の一言
Hitachi VantaraのVSP OneがMicrosoft Azure Marketplaceで提供開始されることで、ハイブリッドクラウド環境における企業のデータ管理がより簡素化される点が特に素晴らしい。単一のコントロールプレーンでオンプレミスとクラウド環境をまたいだストレージ管理が可能になり、データサイロの解消や可視性の向上により、運用効率の大幅な改善が期待できるだろう。
最大40%のコスト削減効果と災害復旧機能の強化により、企業のIT投資対効果とビジネス継続性の両面でメリットを享受できる仕組みが整った。特に複雑化するハイブリッド、マルチクラウド管理に課題を抱える企業にとって、VSP Oneの統合されたデータ管理機能は運用の簡素化と自動化の推進に大きく貢献する。
References
- ^ PR TIMES. 「Hitachi Vantara、VSP Oneを Microsoft Azure Marketplace で提供開始 | 日立ヴァンタラ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000149528.html, (参照 25-09-09).
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