rakumoとクラウドエースがGoogle Agentspaceを活用したAIエージェントの共同開発を開始
rakumo株式会社とクラウドエース株式会社は、Google Cloudが提供するAIエージェント開発環境「Google Agentspace」を活用したAIエージェントの共同開発を2025年9月5日に発表した。両社は社内情報が複数のシステムに散在し、必要な情報を見つけるのに時間がかかるという共通の課題を解決することを目的として、AIエージェントの実証実験を通じて社内情報の検索効率化と生産性向上を目指すものだ。
本プロジェクトでは社内Q&Aエージェント、オンボーディング支援エージェント、ユーザーサポート支援エージェントの3つのAIエージェントの開発と実証実験を行う。社内Q&Aエージェントは従業員からの質問に対してGoogle Workspaceに保存された社内規程やFAQデータから最適な回答を自動生成し、人事や総務部門への問い合わせ対応にかかる負担を大幅に軽減するものだ。
オンボーディング支援エージェントは新入社員や中途社員が会社の方針や部署の役割、業務マニュアルなどの情報を効率的に学習できるよう支援し、早期の戦力化に貢献する。ユーザーサポート支援エージェントは顧客からの問い合わせ対応を行うサポート部門向けに、Googleドライブに保管されているサービスマニュアルや過去の対応履歴をAIが横断的に検索し、最適な回答候補を提示するものだ。
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共同開発プロジェクトの詳細
社内Q&Aエージェント | オンボーディング支援エージェント | ユーザーサポート支援エージェント | |
---|---|---|---|
主な機能 | 社内規程やFAQから自動回答生成 | 会社情報や業務マニュアルの効率的学習支援 | サービスマニュアルや対応履歴の横断検索 |
対象ユーザー | 全従業員 | 新入社員・中途社員 | サポート部門担当者 |
データソース | Google Workspace(ドライブ・サイト) | 会社方針・部署情報・業務マニュアル | Googleドライブ内のサービスマニュアル・対応履歴 |
期待効果 | 人事・総務部門の問い合わせ負担軽減 | 新入社員の早期戦力化 | 顧客対応の効率と品質向上 |
実証実験期間 | 2025年7月末から10月末 | 2025年7月末から10月末 | 2025年7月末から10月末 |
trends編集部の一言
rakumoとクラウドエースによる共同開発は、Google Agentspaceの技術力と両社の専門知識を組み合わせた実用的なアプローチが素晴らしい取り組みだ。特に社内情報の散在という多くの企業が抱える課題に対して、3つの異なる業務領域にフォーカスしたAIエージェントを開発することで、包括的な解決策を提供する点が評価できるだろう。
新入社員のオンボーディングプロセスの効率化や、サポート部門の対応品質向上といった具体的な業務改善に直結する機能設計は、導入企業にとって即座に効果を実感できるメリットをもたらす。将来的な統合検索エージェントの開発やGoogle Cloud Marketplaceでのサービス化により、より多くの企業が生産性向上の恩恵を受けることができる展開が期待される。
References
- ^ PR TIMES. 「rakumo とクラウドエース、Google Agentspace を活用した AIエージェントの共同開発を開始 | rakumo株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000015698.html, (参照 25-09-09).
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