株式会社Exa Enterprise AIは、法人向け生成AIサービス「エクサベース AI」において、最新モデル「Claude Sonnet 5」の提供を開始しました。
Claude Sonnet 5の性能と安全性の特徴
「Claude Sonnet 5」は、計画を立て、ブラウザやターミナルなどのツールを使いこなしながら、自ら考えて作業を進める能力に優れています。前モデル「Claude Sonnet 4.6」から推論やコーディング、知識労働などエージェント関連の性能が大きく向上しました。
安全性の面でも改善が見られ、意図しない誤った挙動の発生率が低下しました。一方、サイバーセキュリティに関するタスク遂行能力は上位モデル「Claude Opus 4.8」に比べて抑えられており、危険な利用をリアルタイムで検出・ブロックする安全対策機能(セーフガード)が標準で有効化されています。
また、先日米国政府の要請により、一時的に提供を終了していた「Claude Fable 5」についても、提供を再開しました。
「Claude Fable 5」の詳細については、過去のプレスリリースで確認可能です。
利用条件とエクサベース AIの概要
エクサベース AIをすでに利用中のユーザーは、追加の申し込みなしで「Claude Sonnet 5」を利用できます。従来の操作方法と同様に、すぐに新モデルの機能を体験できるのは大きな利点です。
エクサベース AIは、2023年6月の有料サービス開始以来、約1,400社のユーザーに利用されてきました。法人が生成AIを利用するうえで課題となるセキュリティやコンプライアンス面に配慮し、管理者側での利用状況の把握や禁止ワードの登録などに対応しています。
自社独自のファイルをアップロードしてその内容を基に対話・生成できる機能も備えており、業務活用の幅は広いです。
なお、「エクサベース AI」は2026年7月より「exaBase 生成AI」から名称を変更したサービスです。
富士キメラ総研「2026 生成AI/AIエージェントで飛躍するAI市場総調査」のサードパーティ対話型生成AIアプリケーション・ベンダーシェア(2024年度実績)において、市場シェアNo.1を獲得しました。
株式会社Exa Enterprise AIの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社Exa Enterprise AI |
| 所在地 | 東京都港区芝浦4丁目2−8 住友不動産三田ファーストビル5階 |
| 設立 | 2023年10月 |
| 代表者 | 代表取締役 大植 択真氏 |
| 事業内容 | 生成AI等のテクノロジーを利活用したプロダクト・サービス等の企画・開発・販売による企業の業務改革、生産性向上 |
| グループ会社 | 株式会社エクサウィザーズ(証券コード4259)のグループ会社 |
| エクサウィザーズ設立 | 2016年2月 |
| エクサウィザーズ代表 | 代表取締役社長CEO春田 真氏 |
| URL | https://exawizards.com/eai/ |
trends編集部の一言
約1,400社が利用するサービスに最新モデルが追加申し込みなしで即日利用できる点は、注目に値します。マーケティング業界の文脈に置き換えると、既存ユーザーが手続きなしに最新モデルへ切り替えられる仕組みは、生成AIツールの導入・運用コストを下げる方向性として業界全体でも議論されてきたテーマに直接応えるものと捉えられます。
「Claude Sonnet 5」のエージェント性能の向上と、サイバーセキュリティ領域のタスク遂行能力を意図的に抑えた設計の組み合わせは、「AIに任せる範囲」と「制限すべき範囲」を明確に分けた考え方です。生成AIの安全性をめぐる議論がマーケティング業界でも活発になる中、業界全体としてこうした設計の透明性をどう評価するかは、今後の導入判断に関わるテーマとして注目されます。
References
- ^ PR TIMES. 「exaBase AI、最新モデル「Claude Sonnet 5」を提供開始 | 株式会社エクサウィザーズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000467.000030192.html, (参照 26-07-07).
