株式会社ヘプタゴンは2026年4月22日、ABA青森朝日放送の業務効率化を支援した事例を公開しました。
GenUを活用した議事録作成システムの開発経緯
ABA青森朝日放送では、番組審議会に社内外の多数のステークホルダーが参加しており、話者の特定精度が求められる文字起こし作業に、約3週間を要していました。一部の作業は外部業者への委託で対応していたものの、内容確認プロセスを含めた業務全体の負荷が、課題となっていた状況です。
ヘプタゴンは、AWSが提供するGenU(Generative AI Use Case JP)を利用し、生成AIによる議事録作成システムを開発して、社内への正式導入まで支援を実施しました。導入の結果、議事録作成の作業時間が半分以下に短縮され、外部委託していた工程の内製化にも成功しています。
ABA青森朝日放送におけるDX支援の全体像
ヘプタゴンによるABA青森朝日放送への支援は、議事録作成システムの開発にとどまりません。コロナ禍のリモートワーク期間中に、ニュース配信用の動画編集環境をオンプレミスからクラウドへ移行しており、出社が必須だった作業体制を見直す基盤を構築しました。
- 議事録作成の作業時間が半分以下に短縮
- 動画編集環境のクラウド移行でリモートワーク体制を構築
- 地方局ならではのAI活用の枠組みを確立
県外ベンダーでは、地方企業の予算や人員の制約を理解してもらいにくいという課題に対し、青森を拠点とするヘプタゴンとの共同開発で、局内のクラウド・生成AI利活用が前進しました。ABA青森朝日放送は今後、明確なルールやガバナンスのもとで、局内の生成AI活用をさらに強化していく方針を示しています。
ヘプタゴンによるABA青森朝日放送DX支援の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 支援企業 | 株式会社ヘプタゴン |
| 対象企業 | ABA青森朝日放送 |
| 支援内容 | 議事録作成システム開発、動画編集環境のクラウド移行 |
| 使用技術 | AWS GenU(生成AI) |
| 主な成果 | 議事録作業時間が半分以下に短縮 |
trends編集部の一言
議事録作成に3週間かかっていた工程が半分以下になるという数字は、地方局に限らず、会議体の運営を担当する部署にとって見過ごせないインパクトがあると感じました。自分自身も社内ミーティングの議事録を手作業でまとめる場面があり、話者の特定や内容確認に想像以上の時間を取られた経験があるため、生成AIツールで内製化できる点に実務的な可能性を感じます。
地方企業の予算や人員の制約を理解した上で、伴走するベンダーの存在が成果に直結している点も、DX推進を検討する担当者にとって参考になるはずです。クラウド移行から生成AI導入へと段階的にデジタル化を進めた流れは、一足飛びにAI導入を目指すよりも、現場の納得感を得やすい進め方だと思いました。
References
- ^ PR TIMES. 「ABA青森朝日放送、生成AIを番組審議会に活用! 地方テレビ局がDXで実現した成果 | 株式会社ヘプタゴンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000058150.html, (参照 26-04-22).
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