レノボ・ジャパン合同会社は2026年4月21日、ビジネス向けデスクトップPCの新製品2機種を発表しました。
ThinkCentre X AIO Aura Editionのディスプレイ設計とAIカメラ機能
ThinkCentre X AIO Aura Editionは、アスペクト比16:18の27.6インチディスプレイ(解像度2,560×2,880)を搭載した一体型PCです。ディスプレイは物理的に90°回転させることが可能で、ソフトウェア制御による画面の上下自動分割表示「Split view」機能を備えています。
人体検知(HPD:Human Presence Detection)機能に対応した最大1600万画素のAIカメラをディスプレイ上部に搭載しており、「deskview」機能によってカメラの可視範囲内にある紙の書類や物体を検出してデジタルデータへ転換できます。MIL-STD-810Hの12項目にパスした堅牢性を備え、パネル部分はIP55相当の防塵防水能力も有しています。
ThinkCentre X Towerの冷却設計と拡張性
ThinkCentre X Towerは34Lの筐体を採用したデスクトップPCで、筐体上面に頻繁に使用するポート類や電源ボタンを配置しています。常時接続するポートは筐体底面に集約されており、デスクの足元に設置した場合でもスムーズなアクセスと配線整理を両立できる設計です。
- 上部から下部へ流れるエアフロー構造
- 冷却効率を高めたバイオミメティックファン
- ダストシールド標準装備で塵の侵入を抑制
- 最大256GBメモリ搭載可能
- 最大NVIDIA GeForce RTX 5090まで搭載可能
NVIDIA GeForce RTX 5060Tiを2枚搭載する構成にも対応しており、負荷の高いクリエイティブ作業への活用を想定した拡張性を確保しています。グラフィックスカードの搭載は後日発売となる点も公表されました。
ThinkCentre Xシリーズ2製品の主な仕様と価格
| 項目 | X AIO Aura Edition | X Tower |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 Pro / Home | Windows 11 Pro / Home、Ubuntu |
| プロセッサー | Core Ultra X7 368H等 | Core Ultra 200S Plusシリーズ |
| メモリ | 最大32GB LPDDR5X | 最大256GB DDR5 |
| ストレージ | 最大4TB PCIe Gen 5.0 SSD | M.2 Gen 5.0 SSD×1、M.2 Gen 4.0 SSD×2、3.5 HDD×2 |
| 発売日 | 2026年4月21日 | 2026年4月21日 |
| 価格(税込) | 792,000円 | 902,000円 |
trends編集部の一言
アスペクト比16:18という独自のディスプレイ比率を採用した一体型PCは、日常的にブラウザとスプレッドシートを並べて作業している身としては気になる選択肢です。自分の業務では複数のウィンドウを頻繁に切り替えているため、縦方向の表示領域が広がることで画面分割の使い勝手がどこまで変わるのか、実際に検証してみたいと感じました。
タワー型のほうは最大256GBメモリやRTX 5090対応など、社内でローカルLLMの検証やAIモデルの推論環境を構築したいチームには検討材料になりそうです。バイブコーディングでプロトタイプを作る際にも処理待ちの時間が減ればワークフロー全体のテンポが変わるため、自社の開発環境を見直すタイミングで候補に入れておきたいと思います。
References
- ^ PR TIMES. 「レノボ、インテル® Core™ Ultraプロセッサーを搭載したビジネス向けAI PC | レノボ・ジャパン合同会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000013608.html, (参照 26-04-21).
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