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発表:キリンホールディングス株式会社/原文:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001583.000073077.html(2026年7月31日 11時00分 配信)/転載日:2026年8月1日
キリンホールディングス株式会社(社長COO 南方健志)は、SBTN※1 Step1および2の検証を完了し、APAC地域に本社所在地(本社所在国)をもつ企業として初めて、SBTNのターゲットトラッカー※2で取り組みを公表しました。
これは、独立した検証機関である Accountability Acceleratorによる検証を受けており、第三者による客観的な確認がされています。これにより、キリンホールディングスにて実施した分析が、利用可能な最新の科学的知見に基づいて実施されていることが確認されました。
水資源や土地利用、生物資源に関する優先地域および課題をステークホルダーに公表した上で、自然資本関連の課題への対応をさらに強化していきます。
※1 Science Based Targets Networkの略。2019年にNGOグループによって設立された市民社会と科学主導のイニシアティブ。持続可能な地球環境のための科学的な目標を設定するための方法やリソースを開発し提供。
※2 SBTNが運営する公開データベースで、SBTNの手法に基づき自然関連課題の評価や優先順位付け、目標設定などを進めた企業の取組状況を公表するためのプラットフォーム。Target tracker – Science Based Targets Network
【背景】
キリングループは、生物資源や水資源などの「自然の恵み」をもとに事業を行っています。そのため、淡水、土地、海洋、生物多様性といった自然の広範な側面を対象とする、統合的で科学に基づくSBTN技術ガイダンス v1.2※3に沿って目標設定を検討してきました。
今回、ガイダンスが示す Step1(分析・評価)および2(解釈と優先順位付け)の方法論に基づき、サプライチェーン上流から自社製造拠点における水資源と土地利用に関して重点課題を評価し、優先順位付けを行いました。
Step1(分析・評価)では、自社の直接操業と上流のサプライチェーンにおける経済活動が自然に与える影響から、重点課題を特定しました。重点課題の中で、直接操業拠点については水利用と水質汚染に関連する評価対象を、上流のサプライチェーンについてはSBTNが示す高リスク産品に該当する調達物の情報を整理し、対象地域における水利用・水質汚染・土壌汚染・土地利用・土地利用の変化を評価しました。
Step2(解釈と優先順位付け)では、各対象地域における自然の状態や生物多様性の状態を複数の指標を用いて評価、スコアリングに基づいてランク付けし、流域・地域レベルで目標設定を行うべき優先地域を抽出しました。
※3 SBTNが2025年9月にリリースしたガイダンスSBTN-Step-1-and-2-Validation-Requirements-and-Recommendations-v1.2.pdf
【今回の取り組みの成果と今後に向けて】
今回のStep1および2により、科学的なアプローチによって優先すべき地域や課題を改めて確認することができました。また紅茶葉原料生産地であるスリランカ、水ストレスの高いオーストラリアや米国での今まで取り組みを推進してきた地域や課題が科学的な裏付けを得たことも同時に確認できました。
生物資源や水資源などの「自然の恵み」をもとに事業を推進するキリングループは、今後もSBTNなどのガイダンスをもとに取り組みを推進します。特に、Step3に関連する具体的な目標設定に向けた検討や、Step5に関連する「自然の状態」を測る取り組みへの貢献を進めて行く予定です。
【優先地域で行っている主な取り組み概要】
今回のStep1および2で特定された、キリングループとして優先すべき地域で、現在までに実施している具体的な事例は下記の通りです。
■紅茶葉原料生産地であるスリランカにおける自然資本への取り組み※4
スリランカは、キリングループの午後の紅茶の原材料となる紅茶葉の主な生産地です。Step1および2において、水利用、水質汚染、土地の対策が求められる場所と特定されました。現地では気候変動の影響、水質汚染、土地の課題が生産者や地域の生活、野生生物の生息にも深刻な影響を与えています。キリングループはこれまでに、調達農園を特定し、持続可能なビジネスを推進できるように、環境的・社会的な課題に10年以上取り組んでいます。具体的には、紅茶葉生産地におけるレインフォレスト・アライアンス認証取得支援などの環境再生農業の推進、水源地保全※5などを推進してきました。2025年には紅茶農園における科学的な情報を集積し、環境インパクトを定量的に確認※6しました。
※4 スリランカにおける紅茶農園支援 | 原料生産地と事業展開地域におけるコミュニティの持続的な発展 | KIRIN - キリンホールディングス株式会社
※5 水資源の取り組み | 環境 | KIRIN - キリンホールディングス株式会社
※6 キリンホールディングスと東京大学が、スリランカ紅茶農園の環境的インパクトを定量的に確認 | 2025年 | KIRIN - キリンホールディングス株式会社
■New Belgium Brewingにおける水リスク対策の取り組み
キリングループの米国クラフトビール事業を担うNew Belgium BrewingのFort Collinsは、Step1および2において、水利用の対策が求められる場所と特定されました。現地では気候変動の影響や山火事、人口増の影響により、水資源の課題が地域の生活や野生生物の生息に深刻な影響を与えています。New Belgium Brewingは現在までに、醸造所での節水活動のほか、水源地付近での森林や湿地の保全を通した水資源問題への取り組み支援を推進しています。また、2025年には、ネイチャーポジティブへの移行をキリングループとして検討するため、この醸造所に焦点を絞ったTNFD自然移行計画のパイロットプログラムに参加※10しました。
※10 TNFD自然移行計画パイロットプログラムに参加 New Belgium Brewingにおける水リスクの高い醸造所で自然移行計画を立案 | 2025年 | KIRIN - キリンホールディングス株式会社
キリングループは、自然の恵みを原材料に、自然の力と知恵を活用して事業活動を行っています。生物資源・水資源・容器包装・気候変動などが複合的に関連する環境課題に対し、キリングループは統合的な視点から自然と人に「ポジティブインパクト」を与える取り組みを進めます。
そして、豊かな地球の恵みを将来へつなぐという思いを、バリューチェーンに関わるすべての人々と共有します。
<参考>
・「キリングループ環境ビジョン 2050」
https://www.kirinholdings.com/jp/impact/env/mission/
・キリングループ「環境報告書2026」
https://www.kirinholdings.com/jp/investors/sustainability/env_report/
※ここまでが「PR TIMES」で配信されたプレスリリースの原文です。以下は trends 編集部による情報です。
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