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発表:一般社団法人AIデータ主権共創機構/原文:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000175496.html(2026年8月3日 15時13分 配信)/転載日:2026年8月5日
米Runway CEO、経済産業省AI産業戦略室長も登壇し「日本発・秘匿AI」の勝ち筋を議論
一般社団法人AIデータ主権共創機構(略称:CODAS、代表理事:花岡悟一郎)は、データを外部に出さず高度活用する「Privacy-First AI」基盤の社会実装に向けた本格始動を記念し、2026年7月31日(金)にローンチイベントを開催いたしました。
本イベントでは、「安全・安心に使えるAI社会」の実現に向けた活動指針を提示したほか、現在進行している3つのワーキンググループ(研究開発・実装実証・エコシステム構築)の活動進捗を報告。さらに、持続可能なAIエコシステムの発展に向けた、共創コミュニティ「CODAS Community」の開設およびメンバー募集開始を発表しました。
また当日は、Runway co-CEO 兼co-founderのCristóbal Valenzuela氏、経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課長 兼 AI産業戦略室長の渡辺琢也氏をお迎えし、日米のデジタル政策や最新のグローバルAI動向を背景に、プライバシー保護AIの未来について議論を交わしました。

1. 設立の背景
現在、日本はデータを安全に活用できる国内基盤の不足から海外のデジタル基盤への依存度が高まっており、2024年のデジタル赤字は過去最大の6.85兆円(※1)に達しています。こうした社会全体での海外製サービスの利用拡大が進む一方で、国内企業の約70.3%(※2)はセキュリティやデータ主権の喪失に不安を抱いています。そのため、多くの企業が機密性の高い重要データの保護を最優先せざるを得ず、AIの高度な利活用が社会全体に行き渡らない要因となっています。この複雑な構造課題に対し、個別の企業や組織が「個別最適」で臨むアプローチは、高度な技術開発や莫大な持続的運用コストの観点から容易ではありません。そこで、業界の枠を超えて産官学が一体となり、データを外部に出さずに自社管理下で高度活用できる「Privacy-First AI」基盤の構築・運用・標準化を担う中核的な国際実行主体として、一般社団法人AIデータ主権共創機構(CODAS)が設立されました。
(※1)財務省「国際収支統計」、経済産業省試算
(※2)一般社団法人日本情報システムユーザー協会(JUAS)「企業IT動向調査 報告書 2025」
2. 主な活動
CODASの活動のうち、 「Privacy-First AI」基盤の開発、実証に関する計画は、この度、経済産業省と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主導する 「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/データの秘匿性を考慮した効率的なAI学習手法の開発(以下、秘匿性AIプロジェクトという)」の委託先として採択されました。具体的な活動内容として、「創る(研究開発)」「使う(実装実証)」「広げる(エコシステム構築)」の3つのワーキンググループ(WG)を軸に、機密データを安全に保護しながら高度に活用できる「プライバシー保護AI技術」の構築と、その成果のオープンソース(OSS)化による「Privacy-First AI」基盤の社会実装を推進しています。
3. イベント当日の内容
(1) 日本の「AIデータ漏洩」へ挑むCODASの課題認識と設立の想い
登壇した代表理事の花岡悟一郎は、これまでの準備への感謝を述べるとともに、携帯電話やインターネットの黎明期と同様に、AIにおいても「安全性への不安」から社会的な活用にブレーキがかかっている現状を提示。「新たな技術の普及には『安心・安全』が不可欠。データ主権を守りながら組織間が安全に共創できる共通インフラを築き、誰もが安心してAIを活用できる社会を実現していく」と、CODAS設立の意義を語りました。続いて、CODAS理事のMichael Kainzbauerから登壇挨拶が行われたほか、CODAS事務局長の岡田隆太朗からのビデオメッセージも上映され、それぞれプロジェクトへの期待が寄せられました。また、最高プロジェクト責任者の長谷川潤は、「AIモデルはコモディティ化し、本質的な価値は各社が持つデータにあるが、一度流出したデータは決して戻らない」と指摘。「秘匿化技術によって利用時のハードルを下げ、誰もが安心してAIを活用できる環境を整えることで、日本発の信頼基準を世界へ示していきたい」と、今後のビジョンを語りました。


(2) 対談:日本のAI・デジタル政策の展望とCODASへの期待
続く対談では、経済産業省 情報産業課 AI産業戦略室長の渡辺琢也氏と長谷川潤が登壇。渡辺氏からは、AIを国の基幹インフラと捉え、半導体・基盤モデルからフィジカルAIまで一貫支援する政府方針が共有されました。また、今後は「現場データや暗黙知」の活用が鍵となる中、国家試験への「データマネジメント」新設をはじめとする人材育成策や支援制度についても説明。さらに、AI性能向上のためのデータ集約と、各企業の競争力の源泉であるデータ主権・機密保護の両立という構造課題に言及しました。渡辺氏は、「日本の強みはAIの社会実装と現場データにある。共通インフラは共有しつつ、各社が自社のコア価値に集中すべきだ。その境界を安全につなぐCODASの秘匿化技術が、社会の生産性を高める基盤となることを期待している」と語りました。これを受け長谷川は、「政府の基盤整備と深く協調し、国内の豊富な産業データを安全に活用できる環境づくりを迅速に進めていく」と応じ、今後の官民協創の展望を語りました。

(3) 対談:グローバルAI動向と日本発・秘匿AIの可能性
続いて、Runway Co-founder兼CEOのCristóbal Valenzuela氏と長谷川潤による国際対談が行われました。セッションでは、データ主権や著作権保護を巡るグローバルな潮流、AI企業が担うべき安全性の確立といった最重要テーマについて議論が交わされました。また、グローバルAIの最前線を知る起業家の視点から見た日本市場の可能性や日本のAIエコシステムが持つポテンシャル、さらには、データ利活用の信頼性を担保するために、CODASとRunwayが国境を越えて連携する重要性について深く語られました。Valenzuela氏は、「日本はコンテンツやものづくりで世界を牽引するポテンシャルがある。企業専用のモデル開発やデータ所有権の保護で信頼性を担保しながら、計算資源を確保し、リスクを恐れずAI実装へ踏み出すことが重要だ」と言及。長谷川は、「指摘の通り、日本には計算資源やリスクを取る姿勢がまだ不足している。しかし、世界屈指のコンテンツや技術があるからこそ、信頼性の高いAI基盤と融合させることで、グローバルで勝てるエコシステムを構築したい」と話し、日本発のプライバシー保護AI技術で世界に挑む姿勢を示しました。

(4) 3つのWG活動進捗と「CODAS Community」メンバー募集開始
イベントの後半では、現在進行している「研究開発」「実装実証」「エコシステム構築」の3つのワーキンググループについて、具体的な活動進捗が報告されました。さらに、持続可能なAIエコシステムの発展に向けたオープンな基盤づくりの第一歩として、公式Discordおよびメールマガジンを通じた共創コミュニティ「CODAS Community」の開設と、メンバー募集の開始を発表。長谷川は、「研究開発・実装実証・エコシステムの3つのWGを通じ、差分プライバシーや秘密計算といった先端秘匿化技術の成果をOSS化していく。Endeavor Japanをはじめとするをはじめとするグローバルパートナーや共創コミュニティとともに、企業や開発者の垣根を超えてオープンに知見を共有し、安心・安全なAI社会の実現に向けた取り組みを加速させていきたい」とその重要性を強調し、コミュニティへの積極的な参加を呼びかけました。その後のQ&Aおよび記者質問セッションでは、CODAS理事の岡田淳、 Michael Kainzbauerもステージに登壇。花岡、長谷川とともに4名で会場からの質問に答え、コミュニティの運営展望や技術実装のステップについて回答しました。
すべてのプログラム終了後にはネットワーキングも行われ、参加者同士が今後の秘匿AIの社会実装や共同実証に向けて活発に意見交換し、イベントは幕を閉じました。


【「CODAS Community」へのご参加・ご登録について】
一般社団法人AIデータ主権共創機構(CODAS)では、「Privacy-First AI」基盤の構築と持続可能なAIエコシステムの発展に向け、研究者・エンジニア・法務・政策・ビジネス・市民など立場を越えてオープンに集い、秘匿AIの未来を共に創る共創プラットフォーム「CODAS Community」を開設し、メンバーを募集いたします。
■法人企業様のご参画
当機構の理念や取り組みにご賛同いただき、共にAIエコシステムの社会実装や標準づくり、共創プロジェクトを推進していただける法人企業様の参画を募集しております。ご入会や連携に関するお問い合わせ・お申し込みは、下記フォームより承っております。
お問い合わせフォーム:https://codas-ai.org/contact
※件名に「会員の申込」とご明記のうえ、貴社の簡単なご紹介(事業内容等)を添えてご連絡ください。
確認後、担当者より詳細をご案内申し上げます。
■個人・一般の皆様のご参加
公式Discordを中心に、勉強会・ワークショップ・ミートアップ等のイベント優先アクセスや、最先端の秘匿性技術・ルールの標準化に関する知見を発信してまいります。東京でのリアルな拠点での交流も含め、立場を問わずどなたでもご参加いただけます。以下の公式ウェブサイトより、コミュニティおよびメールマガジンへのご登録が可能です。
公式ウェブサイトURL:https://codas-ai.org/community
【開催概要】
日時:2026年7月31日(金)17:30~20:00
会場:SHIBUYA QWS スクランブルホール(東京都渋谷区渋谷2丁目24-12 渋谷スクランブルスクエア15F)
登壇者:
・花岡悟一郎(一般社団法人AIデータ主権共創機構 代表理事)
・長谷川潤(一般社団法人AIデータ主権共創機構 最高プロジェクト責任者)
・渡辺琢也氏(経済産業省 商務情報政策局 情報技術利用促進課長 兼 AI産業戦略室長)
・Cristóbal Valenzuela氏(Runway co-CEO 兼co-founder)
【秘匿性AIプロジェクトについて】
経済産業省とNEDOが主導する「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/データの秘匿性を考慮した効率的なAI学習手法の開発」について、事業概要、採択情報は以下からご確認いただけます。
URL:https://www.nedo.go.jp/koubo/CD3_100405.html (「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/データの秘匿性を考慮した効率的なAI学習手法の開発」の実施体制の決定について)
【CODASについて】
一般社団法人AIデータ主権共創機構(CODAS)は、「安全・安心なAI社会」の実現を目指し、データプライバシー技術の研究開発とオープンソース化による社会実装を推進する非営利・中立の法人です。データを外部に出さずにAIを高度活用できる「Privacy-First AI」基盤を「創る・使う・広げる」を基本理念とし、研究開発・実装実証・エコシステム構築の3つの柱で活動を展開しています。
代表理事:花岡悟一郎
設立:2025年10月
≪本件に関する読者の皆様からのお問い合わせ先≫
一般社団法人AIデータ主権共創機構(CODAS)イベント事務局
E-mail:info@codas-ai.org
≪本件に関する報道関係の皆様からのお問い合わせ先≫
CODAS PR事務局(株式会社アンティル内 担当:古川・塚本・渡邉)
TEL:03-4335-8385 FAX:03-4335-8385 E-mail:codas_pr@vectorinc.co.jp
※ここまでが「PR TIMES」で配信されたプレスリリースの原文です。以下は trends 編集部による情報です。
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