AWSは、データウェアハウスサービスのAmazon Redshiftで、GravitonベースのRGインスタンスをトレーリングトラックでも一般提供(GA)を開始したと発表しました。本番環境の安定性を重視する利用者に向けて、選択肢が広がります。
発表の3行まとめ
今回の発表の要点を、先に3点へ整理しました。
- AWSがトレーリングトラックでGraviton版RGインスタンスを一般提供開始
- 対象はrg.4xlargeとrg.xlargeで2026年7月7日から利用可能
- AWSはRA3比で最大2.4倍のクエリ性能とvCPU単価30%減を提示
本記事は公表時点の情報にもとづきます。仕様や提供状況、料金は変わる可能性があります。
導入や利用を判断する際は、各自の責任で公式情報の最新の内容をご確認ください。
設定変更やアップデートを行う場合は、必ず事前にバックアップを取得し、検証環境で確認したうえで実施してください。
トレーリングトラックでRGインスタンスが使えるようになった
Amazon Redshiftのクラスターは、新しいバージョンを先に受け取るリーディングトラックと、リーディングトラックで検証済みのバージョンを利用するトレーリングトラックに分かれています。トレーリングトラック(P201)は、本番ワークロードの安定性を優先する利用者に向けたものです。
Graviton(AWSが独自に設計したプロセッサ)ベースのRGインスタンスは、これまでリーディングトラックで利用できましたが、2026年7月7日からトレーリングトラック(P201)にも対応しました。対象はrg.4xlargeとrg.xlargeの2種類です。
RA3インスタンスと比べた性能とコストのメリット
RGインスタンスは、AWSが設計したGravitonプロセッサを採用したインスタンスタイプです。今回トレーリングトラックにも広がったことで、両方のトラックでGravitonの価格対性能を活用できるようになりました。
- RA3インスタンス比で最大2.4倍のクエリ性能
- RA3インスタンス比でvCPUあたりの価格が30%低い
AWSによると、RA3インスタンス(Redshiftの既存のインスタンスタイプ)と比べて、クエリ性能は最大2.4倍、vCPU(仮想CPU)あたりの価格は30%低いとしています。効果はワークロードによって変わるため、自社のクエリで確かめると判断しやすくなります。
RGインスタンスの利用を始める方法
トレーリングトラックでRGインスタンスを使い始める方法は、大きく2通りです。
- 新しいクラスターをrg.4xlargeまたはrg.xlargeで作成する
- 既存クラスターを対象のインスタンスタイプへリサイズする
いずれの操作も、AWS Management Console・AWS CLI・AWS SDKのいずれからでも実行できます。既存クラスターのリサイズは影響範囲があるため、事前に検証環境で確認しておくと安全です。
トラックやクラスターバージョンの詳細は、AWSが案内するAmazon Redshiftのクラスターバージョンに関する公式ドキュメントもあわせてご確認ください。
今回の発表の概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | AWS(Amazon Redshift) |
| 提供状態 | 一般提供(GA) |
| 提供開始日 | 2026年7月7日 |
| 対象インスタンス | rg.4xlarge/rg.xlarge |
| 対象トラック | トレーリングトラック(P201) |
| 主なメリット | RA3比で最大2.4倍のクエリ性能 |
| 価格 | vCPU単価がRA3比で30%低い |
| 操作方法 | クラスター新規作成/リサイズ(コンソール・CLI・SDK) |
| 参考 | AWS公式(What's New) |
trends編集部の一言
今回の対応で、安定性を重視する運用でもGravitonの価格対性能を取り込みやすくなりました。トレーリングトラックはリーディングトラックで検証済みのバージョンを利用するため、本番向けの運用と相性が良い選択肢です。
特にRA3インスタンスでコストや性能を見直しているチームは、検証の選択肢に加えられます。ただし公表された性能や価格の数値はAWSの提示であり、実際の効果はワークロードに左右されます。
まずは検証環境でリサイズの影響を確かめ、本番の要件に合うかを見極めてみてはいかがでしょうか。
References
- ^ AWS. 「Amazon Redshift RG instances now available on the trailing track」. https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-redshift-graviton-rg-instances-trailing-track, (参照 26-07-10).
※本記事は公式発表を基に編集しています。内容はAIで確認していますが、誤りや最新情報との差異がある場合はコメントよりご報告ください。
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