AWSは2026年7月8日、分散SQLデータベースのAmazon Aurora DSQLで、変更データキャプチャ(CDC)の一般提供を開始しました。データベースの変更をリアルタイムに配信できる機能で、開発者にとっての意味を整理します。
Aurora DSQL CDC 一般提供の3行まとめ
今回の発表の要点を、先に3点へ整理します。
- Amazon Aurora DSQLのCDCが一般提供(GA)を開始
- 挿入・更新・削除の変更をKinesis Data Streamsへ配信
- Aurora DSQLが提供される全AWSリージョンで利用可能
本記事は公表時点の情報にもとづきます。仕様や提供状況、料金は変わる可能性があります。
導入や利用を判断する際は、各自の責任で公式情報の最新の内容をご確認ください。
設定変更やアップデートを行う場合は、必ず事前にバックアップを取得し、検証環境で確認したうえで実施してください。
Aurora DSQL CDCで何ができるようになったか
AWSは、分散SQLデータベースのAmazon Aurora DSQLで、CDC(change data capture、データベースの変更を捕捉する仕組み)を一般提供として公開しました。CDCは、挿入・更新・削除の操作結果を変更イベントとして自動的に捕捉します。
捕捉した変更イベントは、リアルタイムのデータストリーミングサービスであるAmazon Kinesis Data Streamsへ届きます。管理すべきインフラはなく、イベント駆動型のアーキテクチャやデータ統合の処理に組み込めます。
変更イベントの配信先とユースケース
Kinesis Data Streamsへ配信された変更イベントは、下流のさまざまなサービスへつなげられます。AWSが例示する主な用途は、以下のとおりです。
- マイクロサービス間のデータ同期
- AWS Lambda関数の起動
- Data Firehose経由でS3へ配信
- Data Firehose経由でRedshiftへ配信
- Data Firehose経由でOpenSearch Serviceへ配信
AWS Lambda(サーバー管理なしでコードを実行するサービス)は、変更イベントを起点に起動できます。Amazon S3(オブジェクトストレージ)・Amazon Redshift(データウェアハウス)・Amazon OpenSearch Service(検索と分析の基盤)へは、配信サービスのAmazon Data Firehoseを介して変更データを届けます。
用途に合わせて、リアルタイムのデータ連携を柔軟に構築できます。
Aurora DSQL CDCの提供状態と対象リージョン
今回のCDCは一般提供(GA)となり、Amazon Aurora DSQLが利用できる全てのAWSリージョンで使えます。導入する際は、公式ドキュメントで前提条件やサービスクォータをあわせてご確認ください。
- 提供状態は一般提供(GA)
- Aurora DSQL提供の全AWSリージョンが対象
- ワークロード性能に影響しないよう設計
- Aurora DSQLはAWS無料利用枠から開始可能
CDCのストリーミングは、データベースのワークロード性能に影響を与えない設計とされています。Aurora DSQL自体は、AWSの無料利用枠から試せます。
Aurora DSQL CDCの概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 提供元 | AWS |
| 発表日 | 2026年7月8日 |
| 対象 | Amazon Aurora DSQLの利用者 |
| 主な機能 | 変更イベントをKinesis Data Streamsへ配信 |
| 直接の配信先 | Amazon Kinesis Data Streams |
| 下流連携(Firehose経由) | Amazon S3/Redshift/OpenSearch Service |
| 対象リージョン | Aurora DSQL提供の全AWSリージョン |
| 料金 | Aurora DSQLはAWS無料利用枠から利用可 |
| 提供形態 | 一般提供(GA) |
trends編集部の一言
Aurora DSQLのCDCは、データベースの変更を起点にした処理を、CDC用の実行基盤を自前で用意せずに組みやすくする機能です。変更イベントをKinesis Data Streamsへ流せるため、マイクロサービス連携やイベント駆動の設計と相性が良い点が魅力といえます。
実務では、既存のデータ連携をポーリングからイベント配信へ置き換える選択肢として検討できます。まずはAurora DSQL自体を無料利用枠で試しつつ、CDCの連携先サービスの料金もあわせて確認し、自社のワークロードに合うかを見極めてみてはいかがでしょうか。
References
- ^ AWS. 「Amazon Aurora DSQL Change Data Capture (CDC) Is Now Generally Available」. https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/07/amazon-aurora-dsql-cdc-ga/, (参照 26-07-10).
- ^ AWS. 「Change data capture (CDC) in Amazon Aurora DSQL」. https://docs.aws.amazon.com/aurora-dsql/latest/userguide/cdc-setup.html, (参照 26-07-10).
※本記事は公式発表を基に編集しています。内容はAIで確認していますが、誤りや最新情報との差異がある場合はコメントよりご報告ください。
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