スプレッドシートのNORM.DIST関数とは
NORM.DIST関数は、指定された値、平均値、標準偏差に対する正規分布関数の値を返す統計関数です。この関数は正規分布関数または正規累積分布関数の値を計算することができ、統計分析や確率計算において重要な役割を果たします。
基本構文はNORM.DIST(x, 平均, 標準偏差, 累積)の形式で記述され、4つの引数を必要とします。累積引数にはTRUEまたはFALSEを指定し、正規累積分布関数を使用するかどうかを決定することができます。
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基本的な引数と構文の詳細
x引数は正規分布関数への入力値を表し、分析対象となる数値データを指定します。mean引数は正規分布関数の平均値(μ)を設定し、データの中心位置を決定する重要なパラメータです。
NORM.DIST(2.4, 1, 4, FALSE)
NORM.DIST(A2, A3, A4, TRUE)
standard_deviation引数は正規分布関数の標準偏差(σ)を指定し、データの散らばり具合を表現します。cumulative引数にTRUEを設定すると正規累積分布関数が使用され、FALSEを設定すると通常の分布関数が適用されます。
実際の計算例と応用方法
セル参照を使用した計算では、A2セルに入力値、A3セルに平均値、A4セルに標準偏差を配置します。cumulative引数をTRUEに設定することで、指定された値以下の確率を求めることが可能になります。
=NORM.DIST(85, 80, 10, TRUE)
=NORM.DIST(B1, $C$1, $D$1, FALSE)
絶対参照を使用することで平均値や標準偏差を固定し、複数のデータポイントに対して一貫した基準で正規分布を計算できます。品質管理やマーケティング分析において、データの正規性を検証したり確率を算出したりする際に活用されています。
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