スプレッドシートのCEILING.PRECISE関数とは
CEILING.PRECISE関数はGoogleスプレッドシートで提供される数学関数の一つで、指定した数値を基準値の倍数のうち最も近い値に切り上げる機能を持ちます。この関数は数値の正負に関係なく常に切り上げ処理を実行するため、負の数値でも0に向かって丸められる点が特徴的です。
基本的な構文はCEILING.PRECISE(数値, [基準値])
の形式で記述され、第2引数の基準値は省略可能で既定値は1となります。第2引数で指定する基準値の符号は関数の処理において無視されるため、負の基準値を指定しても動作に影響を与えることはありません。
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基本的な使用方法と引数の指定
CEILING.PRECISE関数の第1引数には切り上げしたい数値を指定し、第2引数には切り上げの基準となる値を設定できます。第2引数を省略した場合は既定値として1が適用され、指定した数値は最も近い整数まで切り上げられる仕組みになっています。
=CEILING.PRECISE(-10.5, 1)
=CEILING.PRECISE(96, 10)
=CEILING.PRECISE(-23.25, 0.1)
上記のサンプルコードでは第1引数に異なる数値を指定し、第2引数に切り上げの基準値を設定した実装例を示しています。負の数値-10.5は1の倍数で切り上げられて-10となり、96は10の倍数で切り上げられて100という結果が得られるのです。
正負の数値における切り上げ処理の特性
正の数値における切り上げ処理では、小数部分を持つ数値が次の整数または基準値の倍数まで増加する標準的な動作を実行します。例えば4.3という正の数値は既定の基準値1で処理されると5に切り上げられ、より大きな値へと変化するのが一般的な挙動です。
=CEILING.PRECISE(4.3, 1) // 結果: 5
=CEILING.PRECISE(-4.3, 1) // 結果: -4
負の数値の場合は0に向かって切り上げられるため、-4.3のような負の数値は-4へと処理され絶対値が小さくなる方向に変化します。この特性により正の数値と負の数値で切り上げの方向が異なることを理解して関数を活用する必要があるでしょう。
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