スプレッドシートのFVSCHEDULE関数とは
FVSCHEDULE関数は、変動する可能性のある一連の金利に基づいて、元金の将来価値を計算する会計関数です。この関数は、初期の元金に対して複数の異なる利率を順次適用し、最終的な将来価値を算出する機能を持ちます。
関数の構文はFVSCHEDULE(元金, 利率配列)
となっており、第1引数には初期の元金を、第2引数には適用する利率の配列を指定します。利率配列には範囲指定または配列形式で複数の利率を設定でき、これらの利率が順次元金に対して複利計算として適用されます。
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FVSCHEDULE関数の基本的な使用方法
FVSCHEDULE関数の第1引数である元金には、複利計算の基となる初期資本や値を数値で指定します。この値に対して第2引数で指定した利率配列の各利率が順番に適用され、段階的に将来価値が算出される仕組みです。
FVSCHEDULE(10000,{0.1,0.95,0.9,0.85})
上記のサンプルコードでは、10000円の元金に対して10%、95%、90%、85%の利率を順次適用しています。利率は小数点表記(0.1)またはUNARY_PERCENT関数を使用したパーセンテージ表記で指定でき、9ではなく0.09または UNARY_PERCENT(9)という形式で入力します。
利率配列の範囲指定による応用例
利率配列には配列形式だけでなく、セル範囲を指定することで動的な利率スケジュールを作成できます。範囲指定を使用する場合は、A2:A100のような形式でセル範囲を指定し、各セルに異なる利率を入力することで柔軟な計算が可能です。
FVSCHEDULE(A2,B2:B20)
このサンプルコードでは、セルA2の元金に対してB2からB20までの範囲にある利率を順次適用しています。範囲指定を使用することで、シナリオ分析や将来価値の予測において、利率の変更が容易になり、計算結果をリアルタイムで確認することができます。
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