スプレッドシートのCODE関数とは
CODE関数は指定した文字列の最初の文字に対応するユニコード番号を数値として返すテキスト関数です。この関数は文字データを数値データに変換する際に使用され、特に文字コードの処理や文字の並び順の判定に役立ちます。
英名ではCODE functionと呼ばれており、文字列の先頭文字のみが評価されるという特徴があります。関数の基本構文はCODE(文字列)
となり、引数として文字列を指定すると対応するユニコード表の数値が返されます。
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CODE関数の基本的な使用方法
CODE関数を使用する際は、引数に文字列または文字列が格納されたセル参照を指定することで実行できます。実際の使用例として、セルA1に「a」という文字が入力されている場合、CODE(A1)
と記述すると結果は97が返されます。
CODE("a")
CODE("Hello")
CODE(A1)
複数文字が含まれる文字列を指定した場合でも、関数は最初の文字のみを処理対象とします。例えばCODE("Hello")
を実行した場合、「H」のユニコード番号である72が返され、残りの文字は無視される仕様です。
セル参照を使用する場合は、参照先のセルに文字列が入力されている必要があり、空白セルや数値のみのセルの場合は0が返されます。また日本語文字を指定した場合は、その文字に対応するユニコード番号が返されるため、多言語対応のデータ処理にも活用できます。
CODE関数とCHAR関数の組み合わせ活用
CODE関数はCHAR関数と逆の処理を行う関数であり、両者を組み合わせることで文字コード変換の処理が可能になります。CHAR関数は数値をユニコード文字に変換するため、CODE関数で取得した数値をCHAR関数に渡すと元の文字に戻すことができます。
CHAR(CODE("A"))
CODE("Z") + 1
CHAR(CODE("a") - 32)
文字コードを利用したソート処理や文字の変換処理において、CODE関数は重要な役割を果たします。例えば小文字を大文字に変換する場合、CHAR(CODE("a") - 32)
のように記述することで「A」を取得でき、アルファベットの大小変換が可能です。
データ処理において文字の順序を数値で判定したい場合は、CODE関数を使用して文字を数値に変換してから比較処理を行います。これにより文字列の並び順やフィルタリング条件の設定が効率的に実行でき、複雑な文字処理ロジックの構築が実現できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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