スプレッドシートのBASE関数とは
BASE関数は10進数の数値を指定した底(基数)のテキスト表現に変換する数学カテゴリの関数です。例えば2進数や16進数といった異なる数値システムに変換するときに使用されます。
この関数は値、底、最小文字数の3つの引数を持ち、最後の引数のみオプションとなっています。非整数の引数は自動的に整数部分に切り捨てられるため、小数点以下は処理に影響しません。
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10進数から2進数への変換方法
BASE関数で10進数を2進数に変換する場合、第2引数に底として2を指定するだけで変換が可能です。例えば10進数の21を2進数に変換したい場合は=BASE(21, 2)
と記述します。
=BASE(21, 2)
この例では10進数の21が2進数の10101として返されるため、2進数の計算や表示が必要な場面で活用できます。セル参照を使って=BASE(A2, B2)
のように記述することで、動的な変換も実現できます。
計算結果を他の関数で使用する際は、結果が文字列として返される点に注意が必要となります。Googleスプレッドシートは自動的に変換を試みますが、意図しない計算結果になる可能性があるためです。
16進数変換と最小桁数の指定
16進数への変換では第2引数に16を指定し、必要に応じて第3引数で最小桁数を設定できます。10進数の255を16進数に変換する場合は=BASE(255, 16)
と記述すれば結果はFFとなります。
=BASE(4095, 16, 6)
最小桁数を指定した場合、結果が指定桁数に満たない時は先頭に0が補完されます。上記の例では4095を16進数に変換すると通常FFFですが、6桁指定により000FFFとして出力されます。
この機能は固定長のコードや識別子を生成する際に特に有用で、データの統一性を保つために重要です。8進数や他の底での変換も同様の方法で実行でき、底として3から36までの値を指定できます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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