スプレッドシートのSPLIT関数とは
SPLIT関数は、指定した区切り文字または文字列を基準にテキストを分割し、各部分を同じ行の異なるセルに自動的に配置するテキスト処理関数です。この関数を使用することで、カンマ区切りのデータやスペース区切りの文章を効率的に複数のセルに分解できます。
関数の基本構文はSPLIT(text, delimiter, [split_by_each], [remove_empty_text])
となっており、最初の2つの引数は必須で、残りの2つは省略可能なオプション引数として設定されています。区切り文字として指定した文字列は結果のセルには含まれず、純粋にテキスト分割のための目印として機能するのが特徴です。
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基本的な引数設定と動作メカニズム
text引数には分割対象となる文字列を指定し、delimiter引数には区切り文字として使用する文字または文字列を設定します。例えばSPLIT("1,2,3", ",")
のように記述すると、カンマで区切られた数値がそれぞれ別のセルに表示されます。
=SPLIT("りんご,みかん,バナナ", ",")
=SPLIT("Hello World Example", " ")
=SPLIT(A1, ",")
delimiter引数に複数文字を指定した場合、デフォルトでは各文字が個別の区切り文字として認識されるため注意が必要です。split_by_each引数をFALSEに設定することで、指定した文字列全体を一つの区切り文字として扱うことができます。
オプション引数による詳細制御機能
split_by_each引数は区切り文字の解釈方法を制御し、TRUEの場合は各文字を個別の区切り文字として、FALSEの場合は文字列全体を一つの区切り文字として処理します。例えば区切り文字に"the"を指定した場合、TRUEでは"t"、"h"、"e"の各文字で分割が実行されます。
=SPLIT("apple-orange-grape", "-", FALSE)
=SPLIT("data||more||info", "||", FALSE)
remove_empty_text引数は連続する区切り文字間の空のテキストの処理方法を決定し、TRUEの場合は空のセルを結果から除外します。この設定により、データの品質を保ちながら効率的なテキスト分割処理を実現できるのです。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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