スプレッドシートのIMSUM関数とは
IMSUM関数はGoogleスプレッドシートのエンジニアリング系関数の一つであり、複素数の系列やセル範囲、または両方を組み合わせた値の合計を計算する機能を持っています。この関数は複素数を扱う工学計算や数学的処理において、複数の複素数を効率的に加算する際に活用されます。
複素数の加算は実数部と虚数部をそれぞれ独立して計算する数学的原則に基づいており、IMSUM関数はこの計算を自動化して正確な結果を提供します。英名では「Complex Number Sum」と呼ばれることもあり、複素数演算を扱うスプレッドシート作業において重要な役割を果たす機能です。
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基本構文と引数の指定方法
IMSUM関数の基本構文はIMSUM(値1, [値2, ...])
の形式で記述し、最初の引数値1
には加算対象となる複素数またはセル範囲を指定します。2番目以降の引数値2
から後続は任意入力であり、追加で加算したい複素数やセル範囲を必要に応じて指定することができます。
=IMSUM("1+2i", "3+4i")
=IMSUM("20+5j", 4, "j")
=IMSUM(A2:A100)
引数には文字列形式の複素数、実数値、セル参照、セル範囲のいずれも指定可能で、混在した形式での入力にも対応しています。複素数を文字列として入力する際は、実数部と虚数部を「+」または「-」記号で結び、虚数単位として「i」または「j」を末尾に付ける必要があります。
複素数計算の規則と制約事項
IMSUM関数で複素数を加算する際の計算規則は、(a+bi) + (c+di) = (a+c) + (b+d)iの数学的定義に従って実行されます。実数部同士と虚数部同士をそれぞれ独立して加算し、結果として新しい複素数を生成する仕組みになっています。
=IMSUM(COMPLEX(2, 5), COMPLEX(4, 2))
=IMSUM("1+2i","3+5i",A2:A50)
重要な制約として、加算対象となる全ての複素数は同一の虚数単位(「i」または「j」)を使用する必要があり、異なる虚数単位が混在している場合はエラーが発生します。例えばIMSUM("4+3i", "1+2j")
のように「i」と「j」が混在した計算は実行できないため注意が必要です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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