スプレッドシートのUNIQUE関数とは
UNIQUE関数は指定したソース範囲内で重複する行を破棄し、一意の行のみを返すフィルタ関数です。行はソース範囲内で最初に出現した順序で返され、データの整理や重複排除に利用できます。
基本的な構文はUNIQUE(range, by_column, exactly_once)
となり、3つのパラメータを持っています。デフォルトでは行単位でフィルタリングを行い、重複が存在する項目も含めて最初に出現したものを返す仕様です。
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rangeパラメータの指定方法
rangeパラメータには一意の項目でフィルタリングを行いたいデータ範囲を指定します。セル範囲の指定方法はA1:C10
のような形式で、列と行の両方を含む矩形範囲を設定できます。
=UNIQUE(A1:C10)
この例ではA1:C10
の範囲内で重複する行を除外し、ユニークな行のみを抽出します。データが文字列の場合、末尾スペースなどの隠れた文字が異なると重複として認識されない場合があります。
数値データを扱う際には、パーセンテージは パーセンテージとして、通貨値は通貨値として同じ形式でフォーマットを統一する必要があります。フォーマットが異なる場合、同じ数値でも重複として認識されない可能性があります。
by_columnとexactly_onceオプション
by_columnパラメータはデータを列単位と行単位のどちらでフィルタリングするかを制御し、デフォルトはfalseで行単位処理となります。TRUE
を指定すると列単位でのユニーク処理が実行され、異なる結果が得られます。
=UNIQUE(A1:C10, TRUE, FALSE)
exactly_onceパラメータは重複が一切ない項目のみを返すかどうかを制御し、デフォルトはfalseです。TRUE
に設定すると、複数回出現する項目は完全に除外され、1回のみ出現する項目だけが結果に含まれます。
実際の使用例では=UNIQUE(B2:D5, TRUE)
のような記述で列単位の処理を実行でき、データセットに応じて適切なオプション選択が重要です。これらのパラメータ組み合わせにより、様々なデータ整理パターンに対応した柔軟な重複排除が実現されます。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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