スプレッドシートのUNIQUE関数とは
UNIQUE関数は、指定されたソース範囲内の重複する行を破棄し、一意の行のみを返すGoogleスプレッドシートの組み込み関数です。この関数を使用することで、データ分析や整理において重複したデータを自動的に除去し、効率的なデータ処理が可能になります。
基本的な構文はUNIQUE(range, by_column, exactly_once)
の形式で記述し、第一引数の範囲パラメータが必須項目となります。返される行は、ソース範囲内で最初に出現した順序で表示されるため、元データの配列順序を維持しながら重複を除去できるという特徴があります。
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rangeパラメータの詳細仕様
rangeパラメータは重複するエントリによってフィルタリングするデータ範囲を指定する必須パラメータです。このパラメータでは、単一のセル範囲から複数列や複数行にわたる広範囲なデータセットまで、様々な規模のデータ範囲を指定できます。
=UNIQUE(A1:C10)
上記のサンプルコードでは、A1からC10までの範囲を対象として重複する行を除去し、一意の行のみを抽出します。データ範囲の指定は相対参照と絶対参照の両方に対応しており、動的なデータ範囲にも柔軟に適用できるのです。
by_columnとexactly_onceの動作制御
by_columnパラメータは列または行でデータをフィルタリングするかを制御するオプション引数で、デフォルト値はfalseに設定されています。このパラメータをtrueに設定すると、行単位ではなく列単位での重複チェックが実行され、異なる視点からのデータ分析が可能です。
=UNIQUE(B2:D5, TRUE)
exactly_onceパラメータは重複のないエントリのみを返すかどうかを制御し、デフォルト値はfalseとなっています。このパラメータをtrueに設定することで、完全に一意なデータのみを抽出し、一度でも重複したデータは結果から除外される動作に変更されるのです。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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