スプレッドシートのWORKDAY関数とは
WORKDAY関数は指定された開始日から営業日(平日)のみをカウントして、指定した日数後の終了日を自動計算するGoogleスプレッドシートの日付関数です。土日を自動的に休日として扱い、さらにユーザーが指定した祝日や特別休日も除外して正確な営業日ベースでの日付計算を実行します。
この関数の基本構文はWORKDAY(start_date, num_days, [holidays])
で、第1引数に開始日、第2引数に進める営業日数、第3引数に任意の休日リストを指定する仕組みになっています。プロジェクト管理や業務スケジュール作成において、土日祝日を除いた正確な作業完了日や納期計算を効率的に行うことができる重要な機能です。
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基本的な使用方法と構文
WORKDAY関数の最も基本的な使用例は、特定の開始日から指定した営業日数を進めた日付を取得することです。例えば=WORKDAY("2024/1/15", 5)
という数式では、2024年1月15日から5営業日後の日付を自動計算し、土日を除外した正確な終了日を返します。
=WORKDAY(DATE(2024,1,15), 5)
=WORKDAY(A2, 10)
=WORKDAY("2024/3/1", 20)
第2引数の営業日数には負の値を指定することも可能で、その場合は開始日から指定した日数分だけ過去に遡った営業日を計算します。また、小数点を含む値を指定した場合は自動的に切り捨て処理が行われ、整数部分のみが営業日数として使用される仕様になっています。
休日指定オプションの活用法
WORKDAY関数の第3引数では、土日以外の特別な休日や祝日を配列やセル範囲で指定することができる高度な機能を提供しています。例えば=WORKDAY("2024/4/1", 10, {"2024/4/29","2024/5/3","2024/5/5"})
のように、ゴールデンウィークの祝日を明示的に指定できます。
=WORKDAY(A1, 15, B1:B10)
=WORKDAY(DATE(2024,4,1), 20, {"2024/4/29","2024/5/3","2024/5/5"})
=WORKDAY("2024/1/10", 30, HolidayRange)
休日リストは単一のセル範囲として指定することも可能で、別シートに祝日カレンダーを作成しておけば、複数のWORKDAY関数で同じ休日データを共有して一貫性のある営業日計算を実現できます。この機能により、企業固有の休日ルールや各国の祝日体系に対応した柔軟な日付計算システムを構築することが可能です。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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