スプレッドシートのPRODUCT関数とは
PRODUCT関数は、複数の数値や範囲を乗算して積を返すGoogleスプレッドシートの数学関数です。基本的な構文はPRODUCT(因数1, 因数2)
の形式で記述され、引数として指定した数値や範囲内の値をすべて掛け合わせた結果を計算します。
この関数は最大30個まで引数を受け取ることができるとされていますが、Googleスプレッドシートでは実際には任意の数の引数をサポートしています。セル範囲を指定した場合は空のセルは計算から除外され、数値のみが乗算対象となるため、データに欠損値があっても正確な計算が可能です。
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単一数値での基本的な使用方法
PRODUCT関数で単一の数値を引数として指定した場合、その数値がそのまま返されます。引数が1つだけの場合、PRODUCT関数は指定された因数1をそのまま返す仕様になっているためです。
=PRODUCT(5)
上記の例では結果として5が返され、単純に数値を表示するだけの動作となります。実際の業務では複数の値を乗算する用途で使用されることが多く、単一引数での使用は稀なケースです。
単一引数での使用は数式の整合性を保つ際に活用されることがあります。条件分岐と組み合わせて、特定の条件下でのみ乗算を実行したい場合に、条件が満たされない時は1を掛けることで値を維持する手法が使われます。
複数数値と範囲指定での活用方法
PRODUCT関数では複数の数値と範囲を同時に指定して乗算計算を実行できます。=PRODUCT(1,2,3,4,5,A2:A100)
のような形式で、個別の数値と範囲を組み合わせた柔軟な計算が可能です。
=PRODUCT(A2:A100,B2:B10,10)
範囲指定を行う場合、空のセルは計算から自動的に無視される仕組みとなっているため、データに欠損があっても計算エラーは発生しません。この特性により、不完全なデータセットに対しても安全に乗算処理を適用することができるのです。
複数範囲を指定する際は、各範囲の値が順次乗算されて最終的な積が算出されます。例えば売上数量と単価、税率を異なる範囲で管理している場合に、これらを一度に乗算して最終的な売上額を計算する用途で活用されています。
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