スプレッドシートのOCT2HEX関数とは
OCT2HEX関数は、符号付き8進数を符号付き16進数形式に変換するGoogleスプレッドシートのエンジニアリング関数です。この関数は数値体系の変換処理に特化しており、データ分析や技術的な計算において8進数から16進数への変換が必要な場面で活用されます。
基本構文はOCT2HEX(signed_octal_number, [significant_digits])となっており、第一引数に変換対象の符号付き8進数を指定します。第二引数では結果の有効桁数を任意で設定でき、結果の桁数が指定値より少ない場合は左側にゼロが埋め込まれて表示されるのです。
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8進数の入力値と制限事項
符号付き8進数は30ビットの値として処理され、正数の場合は最大3777777777、負数の場合は最小4000000000という制限があります。最上位ビットは符号ビットとして機能し、負数は2の補数形式で表現されるため、この制限を超える値を入力した場合はエラーが発生します。
OCT2HEX(37)
OCT2HEX("177")
OCT2HEX(3777777777)
8進数として有効な数字は0から7のみであり、8や9などの数字が含まれている場合は#NUM!エラーが返されます。入力値は文字列形式でも数値形式でも受け付けられ、例えばOCT2HEX(177)とOCT2HEX("177")は同じ結果である7Fを出力するのです。
有効桁数の指定と出力制御
第二引数のsignificant_digitsは結果の有効桁数を指定するオプション引数で、指定した桁数より結果が短い場合は左側にゼロが追加されます。ただし、符号付き8進数が4000000000以上の負数を表す場合は、この引数の指定は無視される仕様となっています。
OCT2HEX(37,8)
OCT2HEX(177,4)
OCT2HEX(12,6)
必要な桁数が指定されたsignificant_digitsを上回る場合は、#NUM!エラーが発生してしまいます。この機能により、出力形式を統一したい場合や特定の桁数で結果を揃えたい場合に便利な制御が可能になるのです。
※上記コンテンツの内容やソースコードはAIで確認・デバッグしておりますが、間違いやエラー、脆弱性などがある場合は、コメントよりご報告いただけますと幸いです。
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